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カテゴリー「42寸又三山・周辺の山々ルート案内」の10件の記事

2017年4月18日 (火)

国道362号線から智者山、天狗石山 2017年4月14日現在

天狗石山は麓からは標高差1000メートル以上あり登山は一日掛かりですが、国道362号線の峠付近の富士城からは、智者山経由で手軽に登る事ができます。

1.国道362号線が川根本町に入り道幅が広くなった、降り坂の大きなU字カーブの先で、富士城集落に入ります。ダートの智者山林道を行き、智者山神社の分岐を過ぎて3.2Km程度で第1の登山口、4Kmで第2の登山口になります。第1の登山口周辺には数台、第2登山口には2台駐車が出来ます。

第1の登山口から智者山へは距離は長いですが、比較的勾配が少なく楽に登れます。

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第2の登山口からは非常に急登で、ウォームアップの出来ていない体には非常にきつい登りです。この写真は登山口を行き過ぎ、駐車スペースから撮影しています。

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天狗石山迄ハイキングの予定であれば、第1の登山口から登り第2の登山口に下山し、林道を少し歩いて第1の登山口に戻るのが良いでしょう。

2.第1の登山口から登り、智者山と天狗石山間のコルに出て左折、智者山山頂を目指します。

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3.智者山の山頂は縦走路から1分程西にそれた所にあります。山頂は南に切り開かれ無双連山方向が望めます。

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4.同じ道をコルに戻ります。智者山から天狗石山間は、ブナやヒメシャラの大木があり、この辺りでも有数の美しい森だと思います。

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5.天狗石山山頂直前で右折して天狗石を見物した後、天狗石山山頂に至ります。

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6.同じ道を戻ります。智者山山頂を経由して第2の登山口に降ります。なお山頂から約50m降った地点で尾根筋を離れ、右に大きく曲がる点を注意してください。林道を1Km弱歩いて、第1の登山口に戻ります。

なお本案内と逆に、第2の登山口から智者山に登り、最終的に第1の登山口に下山しようとした場合、上記2番の天狗石山と智者山間のコルから登山口のある智者山林道への下りは、尾根筋ではなくかなり東方向に大きく山腹を降ってからトラバースする(尾根筋には戻らない)ので、崩野方向に降っているのではないかと不安になりますが、ペイントが多数明瞭に描かれていますので、それを信じて降ってください。

コースタイム(実測値)

  第1の登山口

    ↓↑30分

    智者山

    ↓↑25分(コル迄)

    天狗石山

    ↓↑45分

    智者山

    ↓↑35分

  第2の登山口

以上

猿見石山から天狗石山へ 2016年7月1日現在

猿見石山は申年の2016年に向けて登山道が整備されました。アプトライン奥泉駅から猿見石山を通り天狗石山に登り、湖上駅に降るルートは比較的良く整備され、変化に富んだハイキングを楽しむ事ができます。

なお天狗石山から七ツ峰・三ツ峰を経て富士見峠に至るルートも考えられます。但し天狗石山~七ツ峰間は標高差は185m程度であるものの、沿面距離4.4Km、累積登り約470m、累積降り約320m、累積高低差合計800m弱のアップダウンの多い非常にハードなコースです。特に北上した場合七ツ峰への最後の登り、南下した場合は天狗石山肩への登りは非常に急でアゴが出ます。(コースタイム天狗石山~七ツ峰間は文末参照。七ツ峰~富士見峠間は別記事参照)

1.アプトライン奥泉駅から川根路橋を渡り、谷畑集落を抜け林道をUターン、三宝神社を通り過ぎ、登山口に至ります。なお谷畑集落を抜けるショートカットもありますが、蛭が多いので止めた方が良いと地元に方にアドバイスされました。

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2.樹林帯の中をペイントに従い山頂を目指します。足元に草のある場所や、降雨直後は蛭に注意してください。山頂は展望はありません。

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3.天狗石山へは一部痩せ尾根ですので、十分注意してください。

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4.途中の鉄塔下では接阻湖と湖上駅が望まれます。

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5.天狗石山も展望はありませんが、緑豊かな雰囲気のある山頂です。

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6.天狗石山の謂れである、天狗石を見物します。

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7.七ツ峰への縦走路から、標識に従って左湖上駅方向へ降ります。

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8.幅の広いユッタリした植林の尾根を降ります。

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9.途中接阻湖と長島ダム、前黒法師岳方向が望めます。

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10.林道を横断します。此処まではルートはシッカリしていますが、林道から駅の間は標識も少なく、一部藪に覆われています。

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11.湖上駅はダム湖の半島上にあり、線路に沿って橋を渡る事ができます。

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奥泉駅~天狗石山間コースタイムは「山と高原地図」参照。

天狗石山~七ツ峰間コースタイム(実測値)

  天狗石山

 70分↓↑80分

  楢尾口分岐

 60分↓↑45分

    七ツ峰

以上

七ツ峰ルート案内(富士見峠から) 2017年4月13日現在

安倍奥西山稜にある七ツ峰は、安倍奥のどの山頂からもその美しく大きな三角形の山容を眺められ、登行意欲をそそられる存在感のある山です。登山道は大井川側から開かれ、北の富士見峠、西の接阻峡温泉、南の天狗石山からの3ルートがあります。ここでは富士見峠から登り、接阻峡温泉に降るルートを紹介します。

1.富士見峠から三ツ峰を目指します。道はシッカリしていて、途中ほぼ水平な林道跡から道標に従って尾根筋に登ると、山頂に至ります。

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2.山頂は視界は効きませんが、ベンチもあってユックリできる所です。ここから道標は全くありません。西に向かってやや窪地を降ります。

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3.右に梅地パイロット(農場)の広大な草原が現れます。筆者は初めての南下でしたので、草原に出ずに藪を漕ぎながら必死に稜線を守りましたが、結果的にはここで草原に出て構いません。

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4.尾根筋を死守しても最終的に草原に出ます。ここから草原の中の林道を南下します。筆者はコルにある林道の通行禁止の標識に従って再び尾根を藪漕ぎしながら南下しましたが、最終的な登り口は林道の脇にあります。

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5.この梅地パイロットは、富士見峠の樹木が茂って来た現在、おそらく大無間山の最高のビューポイントです。

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6.山頂迄、気持ちの良い広葉樹の森です。

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7.接阻峡温泉への分岐を過ぎれば、七ツ峰の山頂は直ぐです。

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8.七ツ峰山頂は樹木が切り開かれ、東の真富士山方向、西には接阻湖とその先に深南部の山々を眺める事ができます。

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9.分岐に戻り接阻峡温泉に降ります。途中岩場のトラバース道や急な箇所がありますので、十分に注意してください。

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10.鉄塔2本を繋いで歩き、登山口のある林道に出ます。此処までは適度にペイントがあり迷う可能性は低いですが、林道を横切ってからは荒れた登山道で標識もありません。最も道幅の広い部分を辿ると、大きな桜の木の下の登山口標識に出ます。ここから茶畑を抜け、遠くに見える接阻峡温泉駅に向かって直線的に歩きます。なお接阻峡温泉駅は接阻峡大橋から千頭方向に暫く歩き、標識に従って右に登った先にあります。登山口から思いのほか時間が掛かります。

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追記:三ツ峰~七ツ峰間は北上の方が相対的に易しいと思われます。かつて北上した時は、梅地パイロットの草原を縦断し、三ツ峰山頂西をトラバースして富士見峠への林道を歩きました。

参考コースタイム(実測値)

      富士見峠

    35分↓↑25分

 (山頂) 三ツ峰 (山頂直下)

    50分↓↑40分

 (藪漕ぎ) ↓↑(梅地パイロット縦断)

    七ツ峰取付き点

    40分↓↑35分

      七ツ峰

    40分↓

    岩のトラバース

    40分↓

     上の鉄塔

    50分↓

       林道

    30分↓

    接阻峡温泉駅

以上

2016年10月30日 (日)

丸盆岳ルート案内 2016年6月26日現在

第2版 2016年6月26日現在

登山道に大きな変化はありません。但し等高尾根は直登ですので、相当にしごかれる覚悟をしてください。

なお戸中山林道ゲート迄通行止めになる事もありますので、事前の確認が必要です。

第1版 2013年4月28日現在

黒法師岳から近く、等高尾根から直ぐの丸盆岳に行って来ました。素晴らしい雰囲気の笹原、そして山頂からの眺望に感激しました。

入山路は別記事、「黒法師岳」をご覧ください。本記事は等高尾根から先を案内します。

1.等高尾根下降点からはほぼ水平な笹原の尾根筋を行きます。

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等高尾根下降点から直ぐに笹原

2.しかし直ぐに笹原の急斜面、さらにやや痩せた尾根になります。ここもシロヤシオツツジの群生が凄いです。

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シロヤシオ群生地の痩尾根

3.少し登ればそこからは天上の楽園・カモシカ平です。西側の緩いガレに注意しながら、丸盆岳に向かいます。振り返れば黒法師岳、バラ谷山も美しいです。

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ガレの縁から丸盆岳を見上げる             カモシカ平から黒法師岳、バラ谷山を振り返る

4.山頂直下は意外に急坂です。そして山頂部は風が強い事が伺われます。

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山頂部への笹原の登り              山頂部の風に歪められた樹木

5.山頂部では眺望が開けます。鎌崩の頭、不動岳の向こうには深南部の山々、また東方向には木々の間から富士山が見えます。 

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丸盆岳山頂                    鎌崩の頭、不動岳方向            富士山の遠望

コースタイム(ゆっくり)

     等高尾根下降点

  1時間  ↓ ↑ 45分

     丸盆岳

以上です。

 

高塚山ルート案内 2016年7月30日現在 【新版40頁】

2017年以降の新版には40頁に解説があります。

第2版 2016年7月30日現在

本ルート大きな変更点はありません。それにしても高塚山はオオイタヤメイゲツの美しい山です。

なおこの周辺を6月から7月にかけて歩きましたが、非常に虫と蠅が多いです。虫よけ対策(スプレー)と長袖シャツが必要で、特に防虫頭巾は必携です。

第1版 2011年6月4日現在

シロヤシオの咲く高塚山ルートを久しぶり歩きました。

山犬段から蕎麦粒山経由、三ツ合山(黒法師岳への分岐点)経由、高塚山へのルートはオオイタヤメイゲツ(カエデ)とブナ、シロヤシオの混じる非常に美しいルートです。

以下植生に関するポイントを述べます。

1.シロヤシオの群生は、蕎麦粒山から高塚山方向への最初の下り(写真1、写真2)、更に平らな尾根筋から五樽のコルの高さまで下る坂道周辺の二箇所にあります。途中聖岳、上河内岳が遠望できます(写真3)。

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写真1:蕎麦粒山山頂付近のシロヤシオ。山犬段から蕎麦粒山への登山道でもシロヤシオを観察できますが、それで満足しては大損です。五樽のコル迄行きシロヤシオを満喫してから、下の登山口から山犬段に林道を戻ってください。

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写真2:シロヤシオの群生。

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写真3:五樽のコル周辺から聖岳、上河内岳を遠望する。

2.その先の三ツ合山は、背丈の低い笹に、オオイタヤメイゲツ、ブナ、シロヤシオが疎らに群生する、開放的な非常に素晴らしい山頂部を持っています(写真4、写真5)。

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写真4:三ツ合山のシロヤシオのトンネルと黒法師岳。

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写真5:三ツ合山のオオイタヤメイゲツ(カエデ)、シロヤシオと前黒法師岳。

3.高塚山へは三ツ合山から急な下りを行き、登り返してバイケイソウの群生のある二重山稜部を過ぎ(写真6)、再び小さなコルを越えて大木のオオイタヤメイゲツ、バイケイソウの生える高塚山山頂部に至ります。

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写真6:大塚山のオオイタヤメイゲツ(カエデ)とバイケイソウ。

4.山頂部は視界は効きませんが、二等三角点があります。

コースタイムは山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」に記載されています。

その先の京丸山へルートがありますが、未調査です。

追記:

○シロヤシオは2011年は6月4日にほぼ満開と思われます(多分当たり年)。2010年は5月29日は開花直後で、その翌週に行かれた方の話では終わっていたとの事です。2010年はハズレ年だったと聞いています。

以上です

2016年6月28日 (火)

黒法師岳ルート案内 【新版39頁】 2016年6月27日現在

2017年版以降39頁に解説があります。

第2版 2016年6月27日現在

久しぶりに黒法師岳・丸盆岳に行って来ました。

林道は途中通行止めで、本来的なゲートの約5.3Km手前の駐車スペースに駐車し歩く必要があります。

戸中山林道最新情報 2016年6月27日現在

登山道に大きな変化はありませんが、迷い道が数か所出来ていて、登り・降り両方向においてルートファィンディングに注意する必要があります。

前回との変更点は、記事を赤色に変更しておきます。

それにしても等高尾根は標高差約900mとさほど大きくありませんが、南アルプスでも有数の急登ではないでしょうか。

第1版 2013年4月28日現在

黒法師岳に行って来ました。黒法師岳の水窪からのルートに関しては、昭文社のコラムに記載しています。

「隠れた秀峰・黒法師岳」 2008年11月26日

http://yamachizu.mapple.net/column/column.asp?TCLMNO=742

ここでは、更に詳細な情報を記載します。

1.飯田線水窪駅からタクシーを利用して、戸中山(とちゅうざん)林道のゲートまで入ります。タクシー料金は約6500円です。ゲート付近には数台駐車可能です。

2.水は林道約4.5Km地点にある沢(シブロク歩道入口)で取水可能です。また前日に入山する場合、沢脇の小屋は崩壊してしまいましたので、黒法師岳登山口手前カーブの広いスペースでビバークが可能です。

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崩壊してしまった小屋のかつての姿。

3.林道を約6Km歩いて、登山口に至り、右方向へ尾根を目指します。約5分で等高尾根の尾根筋に達し、左折して黒法師岳を目指します。等高尾根は途中やや勾配の緩い箇所もありますが、殆ど直線的な登りで非常にシゴカレます。焦らずにユックリ登ってください。

急登は三か所あります。最初の急登は標高1250mから1500mで、小石混じりで非常に滑りやすく、かつ長いです。

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登山口

4.北方向の視界が開け、深南部最大の難所、鎌崩(かまなぎ)と丸盆岳を仰ぎ見る事ができます。

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鎌崩と丸盆岳

5.新設された「ヤレヤレ平」標識が登りの中間点です。ユックリ休んでください。

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ヤレヤレ平

6.その先南側が崩れた崩壊地の脇を通ります。ここからはバラ谷山(バラ谷の頭)の山頂部が望めます。

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等高尾根よりバラ谷山

7.登りの最後は再び痩せた尾根の急登ですので、注意してください。

2回目の急登は1550mから1700m迄、3回目の急登は稜線直前の1850mから1940mです。

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等高尾根最後の急登

8.黒法師岳と丸盆岳を結ぶ稜線に達します。ここは登りの場合全く問題ありませんが、降りで特に降りで初めて此処を通過する場合に等高尾根の下降点を見逃してしまいます。今回ペイントを派手につけておきました。これから登る黒法師岳の山頂部の全容が仰げます。

降りの場合稜線から降りて、標高1900mで真っ直ぐ降りずに左のやや緩い尾根に乗る事に注意してください。

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等高尾根下降点                   下降点付近から黒法師岳

9.下降点から上はシロヤシオツツジの大群生地で、満開の時はどんなに綺麗であろうかと想像します。

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シロヤシオの群生

10.山頂部の取り付き点はザレているので注意してください。ザレの手前の笹原の鞍部をショートカットし、サレの左端の笹原の脇を登ります。以下の写真は古いもので、この撮影場所では行き過ぎです。林の中でコルとザレが見えた所で踏み跡に従って、ショートカットしてください。

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取り付きのザレ

11.最上部はガレの縁を歩きますので、注意してください。今回5月にも関わらず寒気が入っていたので凍っていました。

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最後のガレ場

12.バラ谷山からの縦走路合流点直前では、丸盆岳、不動岳の奥に、光岳、聖岳、上河内岳を遠望できます。また左に深南部の山である中ノ尾根山、池口岳も見えます。

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丸盆岳、鎌崩の頭と不動岳              合流点直前から南アルプス主脈と深南部の山々

13.黒法師岳山頂は樹林に囲まれて展望はありません。ここの三角点は通常+の刻印が、☓になっているので好事家の間では有名だそうです。

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山頂部                            三角点

14.前黒法師岳への縦走路方向にもペイントをつけておきました。

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前黒法師岳方向です

以上

2016年6月15日 (水)

前黒法師岳~黒法師岳間ルート案内 2016年6月11日現在

第2版 2016年6月11日現在

登山道に大きな変化はありません。以下項番に追記します。

2.今や尾根筋を歩くルートがメインになっています。視界も効きますので全く問題無く、旧道を探す必要はありません。

4.ヘリポートの水場は健在です。今回は30m程降って汲みました。但しザレとガレの沢を降って行くので注意が必要な事と、伏流水の上を歩く関係もあって汲んだ水には土と砂が混じりニゴリがあります。濾紙を持参すると気持ち良く利用できるでしょう。水量は少ないのでカップ持参がベターです。

9.黒法師岳への登りは『楽』に登ろうとすると相当難しいです。地形と踏み跡の関係でどうしてもバラ谷の頭方向に行ってしまいますが、楽に登るにはコルから地形図の破線に従って北行し尾根筋が明瞭になった段階で北西に転じます。

第1版 2013年4月27日現在

前黒法師岳~黒法師岳は、美しい場所が多い寸又三山周辺でも特に美しいルートです。とりわけ中間点のヘリポート周辺の笹原と大木の森の美しさは際立っており、ヘリポートに一泊してこの山々を枕にして寝れば、山屋としての至福の一晩を過ごすことが出来ます。

なおこのルートは山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」では破線ルートとしています。途中ルートファィンデングの難しい箇所、また踏み跡が殆ど無い箇所もありますので、初心者は絶対に入山しないでください。また縦走になりますので、信州側に抜ける場合下山口から最寄の水窪駅まではタクシー等を利用する必要があります。

なお本記事は、別記事「大間川分水嶺周回ルート案内 2010年4月30日現在」と同一ルートの一部で、そちらでは逆コースで紹介しています。また黒法師岳から信州側下山口迄は別記事「黒法師岳ルート案内 2013年4月28日現在」を参照してください。

1.前黒法師岳山頂標識から西へ平坦な山頂部を行き、約100メートル行った地点で山頂部を離れ右にトラバースで降りて行きます。ここは迷い易い地点ですので注意してください。もし山頂部で踏み跡が薄くなればそれは行き過ぎの証です。

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前黒法師岳山頂から黒法師岳方向への道    この先で右にトラバースで降りていく

2.幸い鹿の食害に遭っていないイワガガミの中を行き、尾根は次第に狭くなりルートも明瞭になります。シロヤシオが非常に多く美しい場所です。少し登り、明瞭な尾根を更に行くと平坦な山頂部に至ります。ここは迷い易い場所で、正規ルートは北西尾根側へ行き、勾配が少し出る箇所で左にトラバースしながら降りていき、南西尾根に乗ります。ただこの山頂部はヤブも深くありませんので、山頂部で磁石を確認しながら南西へ歩いて行けば南西尾根に乗る事もできます。今回こちらのルートにペイントを施しておきました。

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前黒法師岳から明瞭な尾根の降り         迷い易い平坦な山頂部

3.ここからも踏み跡は濃くありませんが尾根筋は明瞭ですので、そこを降っていってください。自然に林道の終端部に出ます。この先が本ルートのハイライト部分です。林道を行けばヘリポートまで楽に行けますが、是非緩い山頂部を目指して稜線を登ってください。もしバテバデの場合は、翌朝散策されても良いでしょう。稜線部はササ原にブナやダケカンバなどの大木が疎らに生えていて、それはそれは雰囲気があって美しい所です。緩やかな山頂部分の稜線から降って自然にヘリポートへ降ります。

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林道終端部に出る箇所         笹原の美しい森           ヘリポートへ出る

4.地図では水場無しと記していますが、水場がある事を確認しました。ヘリポートから南西へ延びる林道を約350メートル行ったガレで林道が寸断される地点、古い消化器が路上にある地点から南へ降った所にあります。今回此処迄導く様にペイントを、また下降点に倒木を置きました。但し水量は少ないので万が一涸れている場合に備えて入山してください。

5.ヘリポートから再び西の尾根に登ります。    

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朝焼けの黒法師岳           西の尾根に登ってヘリポートを振り返る

6.稜線からは聖岳方向の山々が望めます。その先は二重山稜の様な幅広い尾根になります。基本的に登っていれば大丈夫ですが、どちらかと言うと稜線が明瞭な南側を歩く方が確実でしょう。1810メートルの二ッ山の南峰に着きます。この先はルートが不明瞭です。磁石で方向を確認して、稜線と言うよりは斜面を北西に下ります。尾根がハッキリしコルが確認できれば、それで正解です。

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ヘリポート周辺から聖岳方向の遠望      ニッ山南峰からの降り

7.南峰と北峰の間は急峻です。北峰を過ぎシロヤシオの多い明瞭な尾根を行くと笹原に出ます。この周辺は丈の短い笹原が多いですが、ここは深いです。踏み跡が不明瞭ですので、どちらかと言うと尾根筋が明瞭な東側の方が歩きやすいでしょう。

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シロヤシオの多い気持ちの良い尾根       笹原から黒法師岳を見る

8.樹林帯に入れば笹の丈は短くなります。そのまま笹原の黒法師岳の懐に入ると、立ち枯れの木があり、文字は読めませんが小さな標識がくっついています。これは水場の標識で、左のバラ谷山方向へ歩き、急勾配になる縁を黒法師側へ木の脇を行く踏み跡があります。その先に水場があると言われていますが、結構急な下りになり距離もありそうなので私はそこで引き返し、水場の正確な位置は確認出来ていません。

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黒法師岳の笹原のコルからバラ谷山

9.黒法師岳山頂部を登り始め、振り返ると二ツ山が見えます。最初は背丈の低かった笹が次第に丈が長くなって行きます。踏み跡が所々にありますが、獣道との区別もつき難く、余り踏み跡を当てにせずに最大傾斜度を大きくは外さない様に登って行ってください。なおここは降りは難しいので、疎らではありますがペイントを施しておきました。

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二ツ山を振り返る                   黒法師岳の山頂部付近の登り

10.傾斜が緩くなって少し行けば黒法師岳の山頂です。

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黒法師岳山頂

以上です。      

大間川分水嶺周回ルート案内 2016年6月11日現在

第2版 2016年6月11日現在

今回は反時計回りで調査しました。前回の調査との差異を述べます(項番が対応します)。

11.バラ谷の頭のコルの水場は南下の場合行き過ぎない様に気を付けてください。今回は大間川側へ約50m降りました。水量は多いです。

9.本邦最南端2000m地点からの降りは、本ルートで最も難しいです。ガスが出た事もあり生まれて初めてルートを求めてループワンデルングをしてしまいました。適当に行かずに2000m地点で磁石で正確に方向を確認し、県境に沿って歩いてください。地形的にはどうしても東の尾根筋に見える方向に引っ張られますので、心を鬼にして右側の斜面に沿って南下してください。

8.バラ谷の頭から房小山間は北行よりも南下は当然難しいです。1958m地点から1860m地点間は前回と全く違うルートを歩いていました。南下は尾根筋を出来るだけ忠実にたどれば安心です。

6.南下の場合は1572mのコルの北にある幅広く細長いピークを外すルートは見つからないと思います。山頂部の稜線を行き端で幅の広いコルに向かって適当に降ります。方向さえ間違えなければ問題ないでしょう。

3.千石沢の水場は相当降っても到達できませんでした。今年は今の時期としては非常に水が少ない様に思われます。5分降っても水は無く、標高1500mのゴーロ出合い迄降りましたが、一滴もありませんでした。下流を見ても気配が全く無いので諦めました。

第1版 2010年4月30日現在

蕎麦粒山から黒法師岳間のルートの調査をしました。

2014年6月2日  千石沢通行止めの記述追加。
2013年5月24日 ヘリポートの水場記述変更。

なお前黒法師岳~黒法師岳間は別記事を起こしました。

前黒法師岳~黒法師岳間ルート案内 2013年4月27日現在           

寸又峡温泉を起点、終点として大間川の分水嶺を周回するルートを組む事が出来ます。本ルートはシロヤシオと展望に優れています。山犬段から千石平までは標識もあり登山者が多いですが、千石平から黒法師岳間は標識も少なく、また特に房小山からバラ谷山の間は尾根の幅が広く、ルートファィンディングの難しいエキスパート向けルートです。地図、コンパスは必携です。また通常2泊3日の幕営山行になります。幕営箇所は随所にあります。

稜線歩きを一部カットする、南赤石林道の千石沢から稜線に登るルートに関しては、別記事を参照してくだい。但し2014年6月1日現在南赤石林道は通行止めです。従って本ルートは全行程稜線歩きのみとなります。

寸又峡温泉・蕎麦粒山間、及び寸又峡温泉・前黒法師岳間のルートは、山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」に紹介されています。

以下ポイントを述べます:

1.高塚山への分岐である三ツ合山から北の稜線を下ります。笹にルートが隠れてやや不安になりますが、尾根筋が狭くなるに従ってルートも明瞭になります。一つ目のキレットは勾配が急になる段階で西斜面に下って、最後トラバースでキレットに入ります。やや足元が悪いです。

2.一つ目のピークを過ぎ、二つ目のキレットを過ぎて先、1651m峰への登りは非常に急で滑りやすく、ロープがあります。細心の注意で登ってください。

3.1651m峰を過ぎれば、滑落の危険箇所はありません(写真1)。次の鞍部が千石沢のコルです。水は5分程度下れば汲めますが、渇水期は更にその下のゴーロ帯を降り二股迄行かなければならないかもしれません。

1651m

写真1:1651m付近から大間川の谷筋を見る。右の明瞭な尾根筋が板取山から沢口山に至るルート。

4、千石平はだだっ広い山頂部です。残念ながらその名から連想する程、綺麗な場所ではありません。直ぐの崩壊地から西の展望が得られます。

5.鋸山から黒法師岳迄(写真2)、シロヤシオの密生帯が何箇所もあります。

Photo

写真2:鋸山周辺から房小山、バラ谷山、黒法師岳への稜線を見る。結構の高度差を感じるが、距離が長いので、黒法師岳への登りを除いては楽に登れる。

6.地形図1572m箇所から先の山頂部が北西方向のながらかなピークは、山頂を通らずに北側を巻きます。

7.その先、房小山迄は問題ありません。素晴らしい稜線を満喫してください。1725mのピークを越え(写真3)、更に房小山の山頂部の手前のピークを越えて房小山の山頂に至ります(写真4、写真5)。

1725

写真3.房小山手前1725mピーク手前付近の稜線。ここから黒法師岳までは笹原と展望の素晴らしい尾根筋。

Photo_2

写真4.房小山手前山頂部より北部の展望。黒沢山から光岳。光岳の左には雪の大沢岳が見える。

Photo_3

写真5.房小山山頂部の小さな池。向こうには蕎麦粒山と長大な千石平。右奥は高塚山。

8.房小山から先は尾根が幅広くなり(写真6)、ルートに注意してください。特に1860m地点から先はコンパスで方向を確認しながら進む以外に方法はありません(写真7)。沢山ある踏み跡はケモノ道です。但し北行の場合は1800mの手前のピークを越えた後は余り神経質にならずに登り続けて下さい。南行の場合は地図とコンパスを良く見て確認してください。

Photo_4

写真6.房小山先からバラ谷山、黒法師岳への稜線。熊の皮剥がある。

1860

写真7.1870m付近の幅広い尾根。殆ど頼りどころは無い。上に向かって登る。

9.バラ谷山の山頂部手前には本邦最南端2000mの標識があります。

10.バラ谷山(呼称として「バラ谷の頭」があります。どちらが地元の皆様に普及しているのか、今後調査します)山頂の北面に大展望が待っています(写真8)。此処から見る黒法師岳から、丸盆岳、不動岳さらに続く南アルプス深南部の山々の眺望は、筆舌に尽くしがたいです。

Photo_5

写真8.バラ谷山から南アルプス深南部の山々。南アルプス深南部の最も優れた眺望点と思われる。手前の右から黒法師岳、丸盆山、不動岳。遠くは黒法師岳と丸盆山の間に大根沢山。丸盆Y間と不動岳の間に上河内岳。不動岳の左は光岳。

11.バラ谷山から非常に急な笹原をコルに下ります(写真9)。東側に少し下りれば水が得られます。黒法師岳へは緩やかな尾根を登りますが(写真10)、最後が再び笹原の急登になります。5月上旬ですと残雪があり、笹と相まって滑りやすく、非常に難儀します。

Photo_6

写真9.黒法師岳への緩やかな登りからバラ谷山を見返す。水場はバラ谷山から下った最初のコルにある。バラ谷山からの下りは急坂で注意。この付近に幕営可能であるが、写真手前は幕営跡と言うよりは、鹿か何か動物の生活痕跡と思われる。

Photo_7

写真10.黒法師岳への登りから黒法師岳。写真では残雪は見えないが、腐った残雪と笹に非常に苦労した。

12.黒法師岳山頂部西側はガレになっており、遠く恵那山が望めます。丸盆岳側へ下ると、上河内岳方向を垣間見る事が出来ます(写真11)。

Photo_8

写真11.黒法師岳より北部の展望。手前右が丸盆山と左鎌崩の頭。奥が不動岳。丸盆山左上の白峰が聖岳。右は上河内岳。

13.黒法師岳から前黒法師岳方向の下りは、山頂部にあるリボンを見つけて、南東方向へ真っ直ぐ下ります。踏み跡はありません。黒法師岳山頂部は円錐型でハッキリした稜線がありませんので、注意してください。下っていって次第に稜線がハッキリしてくれば、正解です。

14.下りきって稜線部に入る所から西へ下ると水場があるとの事です。未確認です。

15.明瞭な尾根を登り、笹薮を越え、二ツ山山頂に至ります。

16.ここで左折しヘリポートに向かいますが、幅広い尾根ですので注意してください。ここも踏み跡はありませんので、どちらかと言うと稜線がややハッキリした南端側を歩くと良いでしょう。

17.ヘリポート周辺はブナ、ダケカンバが美しく雰囲気のある場所です。南側、北側両方の展望が得られます。山と高原地図では水場は無いと紹介していますが、ヘリポートから西南へ林道を行くと水場があります。

18.小さなピークを乗り越えてコルに出て、前黒法師岳への登りとなります。前黒法師岳山頂直前は潅木の藪漕になります。山頂まで登りですのでルートファィンディングの問題はありませんが、下りの場合二箇所肩の部分で迷いやすい所がありますので、注意してください。

19.前黒法師岳から寸又峡へ下ると、林道横断箇所で春が駆け上がる朝日岳に感激しました(写真12)。

Photo_9

写真12.黒法師岳登山道途中林道より、春の駆け上がる朝日岳。

コースタイム(約20Kg負荷、休憩時間含む):

五樽のコル → 千石沢のコル 2時間5分

千石沢のコル → 鋸山先崩壊地  1時間5分

鋸山先崩壊地 → 房小山      2時間5分

房小山 → バラ谷山     1時間40分  山頂部に残雪

バラ谷山 → 黒法師岳    1時間55分  取水、黒法師岳山頂部100m残雪

以上です  

2014年6月 1日 (日)

千石沢登山道ルート案内 2014年6月1日現在

第2版 2014年5月31日 南赤石林道通行止め情報
第1版 2011年6月6日

南赤石林道は山犬段から千石沢間で複数個所の崩壊又は土砂崩れがあり、本ルートは通行不能です。

山犬段から南赤石林道千石沢経由で黒法師岳へ至る、千石沢ルート部分を調査しました。

山犬段から黒法師岳はシロヤシオ(写真1)と展望の非常に美しいルートです。全て尾根筋を歩くルートに関しては、別記事とします。

Photo_31

写真1:千石沢下降点付近のシロヤシオ(2011年6月3日)

本記事は山犬段から南赤石林道を通り、千石平へ登るルートの解説です。

1.山犬段から南赤石林道を通り、蕎麦粒山の西稜線にある五樽のコルへの登山口迄は、山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」に解説されています。その先千石沢迄は、落石箇所はありますが、五樽のコル登山口までの林道と大差はありません。

2.千石沢登山口(写真2)では、沢の右岸(左側)の斜面を登り沢へ出ます。右岸を行き、水量の多い中渡渉点を探し、左岸に渡ります。かすかな踏み跡がありますので、靴に浸水しない様その場所を見つけてください。沢の岩場、土砂の斜面を二股に登ります。右股をチョット登ったら右岸に移り、そのままトラバース気味に水量の少ない左股へ出ます。途中湧水部を通過します(ここは記述が長いですが、登山口から10分程度範囲内です)。

Photo_32

写真2:千石沢登山口。左の暗い所を入って行き、斜面を乗り越えて千石沢に降りる。

3.その先は左股の沢を登ります。涸沢になったりする水量の少ない沢です。

4.約30分で左岸の斜面を歩いた後、再び二股になりますので、ここは涸れ沢の左股の岩場を登ります。

5.登りきったら緩やかな斜面となり、千石沢のコルに至ります(写真3)。

Photo_33

写真3:千石沢下降点(千石平側より撮影)。

五樽のコル登山口→千石沢登山口 : 約40分

千石沢登山口→千石沢のコル : 約40分

追記:

○千石沢のコルから千石沢へ下って取水する場合、この最後の涸れ沢上部の緩斜面で取水できる場合があります。しかし、場合によっては最後の二股迄、あるいはその先まで下る必要があると思われます。コルから緩斜面取水箇所まで下り5分、二股までは下り10分掛かります。

以上です

2011年6月14日 (火)

大札山ルート案内 2009年4月27日現在

アカヤシオを求めて、大札山に登りました。

大札山は、アカヤシオとシロヤシオで有名です。アカヤシオを求めて4月27日に登りましたが、期待は全く裏切られほんの一株が残っていただけでした。アカヤシオの開花時期に関しては、十分な情報収集が必要です。登山道は危険箇所も無く、ファミリー登山に最適でしょう。

以下ポイントのみ述べます:

1.登山口は大札山の、北西尾根、南東尾根、そして駐車場のある南西尾根の三箇所にあります。駐車場は広く、またトイレもあります。

2.筆者は駐車場から登り山頂部を周回して再び駐車場に戻りました。このルートでは特に危険箇所がありません。ルートは地形図に示された尾根筋から登り始めます。1250m周辺で、右の谷筋に一度入り、再び左に転じて尾根に戻り、大札山隣のピークで稜線に出ます。

3.登山道には樹木に名札が付けられており、勉強になります(写真1)。

Photo_14

写真1:大札山の樹木観察林

4.山頂から北部の展望が得られ、蕎麦粒山から沢口山への稜線が大きく望めます(写真2)。

Photo_15

写真2:大札山より手前は板取山、奥左が黒法師岳、右が前黒法師岳、右遠くに大無間山。奥に雪をかぶった聖岳と上河内岳

5.山頂部は東側から、駐車場側に戻る道に合流するトラバース道があります。

コースタイム(ハイキング装備):

駐車場 → 大札山山頂  50分

大札山山頂 → 駐車場  30分

追記:

○大札山、山犬段のツツジの開花状況は、川根本町のホームページに報告されます。

http://www.town.kawanehon.shizuoka.jp

○大札山山頂にあるパノラマガイドマップは、十枚山と富士山の関係(実際は、十枚山と富士山の北稜線は重なる)(写真3)、また富士山と伊豆半島の関係(実際は相当離れているし、その間に箱根がある)が正確ではありません。現在は修正されている事を期待したいと思います。

Photo_16

写真3:大札山より富士山。左端十枚山その稜線右が下十枚山。手前の大きな平らな三角形は七ツ峰。

以上です

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