無料ブログはココログ

« 山と渓谷 999号 「南アルプスの歩き方」執筆しました | トップページ | 千枚岳新登山道開通 2018年7月12日 »

2018年7月 5日 (木)

聖岳東尾根出会所ルート案内 2018年7月1日現在

 聖岳東尾根は冬期ルートです。

拙著では明石沢橋からのルートを地図上破線で紹介していますが、このルートは椹島からの登山/への下山に向いています。一方東尾根が冬期ルートである事からすると畑薙ダムから椹島迄入るのではなく、途中の聖沢登山口から出会所跡迄夏道を行き、そこから東尾根に登って行くルートの利用者も多いと言われています。
今回奥聖岳から東尾根を下り、椹島へのルートとの分岐であるジャンクション経由で、出会所跡まで調査しました。
なお本ルートはルートファィンディング能力に長けたエキスパートのみ入山可能です。
また本ルートは登りでは大きな問題箇所はありませんが、尾根幅が広いので下りは相当難しいです。

ポイントを登り方向で、以下に述べます。

1.出会所跡から東尾根へのルートの取り付きは、出会所跡付近の登山道の右斜面に対して何処でも問題ありませんが、早めに右端の稜線の縁に沿って登って行ってください。

2.本ルートはかつて整備された形跡があり、部分的にかなり明瞭な踏み跡があります。ただ逆に登山道は完全には尾根筋ではなく、急勾配或いは岩等があって直登できない箇所では、登山道が左右に振られる所があります。
これは登りでは問題は少ないですが、下りの場合迷ってしまう箇所になりますので、ルートファィンディングを慎重する必要があります。
標高1700mの肩迄は、ペイントもリボンもありません。

3.標高1700mは肩になっていて、複数の尾根が合流します。登りは全く問題ありません。下りでも無雪期であれば自然に出会所跡方向に導かれます。但し、積雪期の場合は下山時に備えて、場所と方向をよく確認しておく必要があります。出会所跡から此処まで標高差約330mですが、かなり長いです。

4.ここから上は、古い赤色のペイントの残っている樹木があります。また2018年7月においては、かなり新しいピンクリボンが散見されました。

5.標高1980mで勾配の緩い段の様な所に出ます。登りは尾根筋に対して斜め右です。
ここは下りの時標高約2010mで道なりに急勾配に引っ張られて真っ直ぐ東の方の段に下りてしまう可能性があります。下りは途中から斜め右ですがそれが見つからない場合は、一端段まで下って右に下降点を探してください。

6.標高2200mで勾配が急になります。尾根筋に対して左側から攻めていきます。
ここは下りの時難しい所です。ジャンクションからはペイントやリボンに導かれて尾根筋を歩いていたのが、標高2230mで急に眼前から無くなります。ここのルートは荒れた急勾配の尾根筋を避けて右に逃げているのです。急勾配が終わった2200mで、尾根筋に復帰してください。

7.標高2265mがたくさんの標識のあるジャンクションで、赤石沢橋からのルートとの合流点です。
但し標識は此処にしかありませんので、注意してください。

以降の情報は別記事:

を参照してください。

コースタイム(若干のルートファィンディング時間含む):

ジャンクション
↓ 2時間10分
出会所跡
↓ 30分
聖沢登山口

なお下りでも奥聖岳からジャンクション迄の主尾根部分はハイマツの繁茂等により、2018年版地図よりも時間が必要です。

« 山と渓谷 999号 「南アルプスの歩き方」執筆しました | トップページ | 千枚岳新登山道開通 2018年7月12日 »

12塩見・赤石・聖岳ルート案内」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 聖岳東尾根出会所ルート案内 2018年7月1日現在:

« 山と渓谷 999号 「南アルプスの歩き方」執筆しました | トップページ | 千枚岳新登山道開通 2018年7月12日 »

2019年3月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

ウェブページ