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2017年8月

2017年8月19日 (土)

小渋川は下ってはなりません 2017年8月19日

小渋川を下った登山者が、川に流され死亡しました。全くの自殺行為です。

小渋川は絶対に下ってはなりません。

小渋川は板屋岳~荒川岳~赤石岳~大沢岳~奥茶臼山の稜線の全ての雨が集まり、増水すると大変な水量になります。

大聖寺平から広河原迄標高差約1200mあります。急勾配の尾根を下って小渋川に出た時、それがいかに増水していたとしても引き返す決断をできる登山者がどれだけ居るでしょうか。今回の増水の状態がどれ位だったのか分かりませんが、昔から「大聖寺平から小渋川に白いもの(川の流れ)が見えた時は下ってはならない」と言うのが地元の言い伝えだそうです。確かに小渋川は大聖寺平からは通常灰色の河原の砂石しか見えません。

小渋川は登りに使ってください。川の状態を見て、入山の可否を判断してください。勿論入山に使って、それから下山まで雨が降らなければ下りに使っても大丈夫でしょう。いきなり下りはダメです。

加えてストックを携行し、川の深さを測りながら浅瀬を探して渡渉してください。渇水期でも腰まで浸かる急な流れの渡渉が10数回あります。なお河原歩きなので、沢靴は不要です。地下足袋、濡れても良いスニーカ等で十分です。なお登攀技術は不要ですが、部分的にスラブ状の岩の上を歩いたりする箇所があり、初歩の沢歩き技術は必要です。入山前に一度近郊の簡単な沢で沢歩きの練習して入山してください。

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渇水期でもこれ位水量があります。

小渋川は上級者ルートである事を忘れないでください。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000107947.html

登山者の皆さん、安全登山に心がけてください。

以上

2017年8月17日 (木)

山と渓谷9月号に関連記事が載りました 2017年8月17日

 8月12日が発売日の山と渓谷9月号は、地図読み講座特集です。私は山と高原地図の活用法に関し、ライターの大関さんの取材を受け、4ページの記事になっています。

大変に有効かつ重要な特集です。

ただ各執筆者の記事に付け加えるとすれば、登山はオリエンテーリングではなく、あくまで地形読みが重要だと言う事です。地図➡︎地形ではなく、地形➡︎地図で確認です。それと迷ってから地図を見ても現在位置は分かりません。小まめに位置確認が必要です。
あと一つありました。国土地理院のウォッちずに関してですが毎年更新されています。例えば紙版地形図には中岳避難小屋がどういう訳か載っていませんが、ウオッちずには載っています。訂正/修正されているのだと思います。

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以上





2017年8月16日 (水)

「椹島から聖岳を経て赤石岳へ」写真案内 旧版16-17頁、新版16~17頁】

2017年版以降は16~17頁をご覧ください。

第4版 2017年8月15日現在

聖平手前の右岸の登山道で崩壊が起き、新しいルートになっています。通過で迷ったり、苦労する事はありません。

第3版 2016年9月12日現在

本ルートに大きな変更はありません。

兎岳山頂標識から、三角点へのルートはハイマツの繁茂が進み、大分分かりにくくなってきました。

第2版 2014年10月10日現在

本ルートに大きな変更はありません。なお調査する度に聖岳の西方稜線の危険さを強く感じる様になっています。

小兎岳の水場下降点の写真191を追加します。この下降地点は兎岳とのコルではなく、小兎岳双耳峰の鞍部にある点注意が必要です。なお南下して兎岳避難小屋泊にする場合は此処で取水します。

第1版 2011年7月23日

山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」の解説冊子「椹島から聖岳を経て赤石岳へ」に対して、写真で補足します。ルート案内は旧版16-17頁をご覧ください。

1.聖沢登山口(写真1)

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写真1:聖沢登山口(2006年8月)。

2.出会所小屋跡(写真2)

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写真2:出会所小屋跡へ来れば暫くは水平な楽な道(2006年8月)。

3.聖沢の枝沢源頭部通過の悪場(写真3)

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写真3:聖沢枝沢のトラバースは注意を要する箇所が多い(2006年8月)。

4.岩頭滝見台(写真4)

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写真4:岩頭滝見台からは聖沢に落ちる一条の滝が見える(2009年9月)。

5.聖沢源頭付近(写真5)

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写真5:聖平直前の聖沢源頭付近(2006年8月)。

6.聖平(写真6)

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写真6:聖平の木道と聖岳(2006年8月)。

7.薊畑上部(写真7)

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写真7:薊畑から聖岳方向へしばらく歩くと光岳が見える(2006年8月)。

8.小聖岳への道から上河内岳(写真8)

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写真8:小聖岳への道から上河内岳と聖平小屋を見る(2007年11月)。

9.小聖岳(写真9)

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写真9:小聖岳から聖岳大斜面を見上げる(2006年8月)。

10.聖岳大斜面(写真10)

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写真10:聖岳大斜面。落石とすれ違いに注意(2009年9月)。

11.聖岳大斜面からの展望(写真11)

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写真9:聖岳大斜面から上河内岳を見る(2006年8月)。

12.聖岳大斜面からの展望(写真12)

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写真12:聖岳大斜面から笊ヶ岳、布引山と富士山(2007年11月)。

13.聖岳山頂(写真13)

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写真13:聖岳山頂(2007年11月)。

14.奥聖岳への道(写真14)

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写真14:奥聖岳鞍部のお花畑(2010年8月)。

15.聖岳西稜線(写真15)

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写真15:聖岳から聖兎のコルへの下りは非常に厳しい(2006年8月)。

16.赤石岳(写真16)

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写真16:聖兎のコルまで高度を下げると、赤石岳が浮かび上がる(2007年11月)。

17.赤色チャート(写真17)

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写真17:聖兎のコル周辺には赤色チャートの露岩がある(2006年8月)。赤色チャートはラジオラリア(放散虫)の死骸に鉄分が混じった岩石。

18. 聖岳西方稜線(写真18)

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写真18:兎岳から聖岳を見ると聖岳西方稜線の厳しさが理解できる(2007年11月)。

19.兎岳三角点(写真19)

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写真19:兎岳三角点は縦走路から外れている。好事家以外は訪れない(2006年8月)。

191.小兎岳水場下降点(写真191)

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写真191:小兎岳山頂部の鞍部にある水場への下降点(2014年10月10日)

20.中盛丸山からの展望(写真20)

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写真20:中盛丸山から大沢岳方向を見る(2007年11月)。百軒洞へは鞍部から少し登って、右のハイマツ帯に入ってゆく。

21.百軒洞への道(写真21)

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写真21:百軒洞へ降りて行くと、荒川岳を含む北方の展望が得られる(2007年11月)。

22.大沢岳(写真22)

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写真22:百軒平への登りから大沢岳を見る(2006年8月)。百軒洞から稜線への直登ルートは足場の不安定な道。

23.中盛丸山(写真23)

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写真23:百軒平への登りから中盛丸山を見る(2006年8月)。

24.百軒平(写真24)

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写真24:百軒平の肩からしばらく行くと、荒川三山が見える(2006年8月)。

25.百軒平(写真25)

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写真25:百軒平標柱と聖岳(2006年8月)。

26.赤石岳の大ゴーロ帯(写真26)

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写真26:赤石岳の大ゴーロ帯のトラバース道(2006年8月)。

27.赤石岳への登りから聖岳(写真27)

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写真27:百軒平から赤石岳間は常に聖岳との対話(2010年8月)。

以上

聖岳東尾根ルート案内 2017年8月13日現在

2017年8月13日 第2版

聖岳東尾根を久し振りに調査しました。今回は登りです。

結論的に、本ルートは体力を必要とし、ルートファィンディングが困難な南アルプス南部最難ルートです。ルートファィンディング能力に長けたエキスパート以外立ち入り禁止です。

以下登り時のポイントを述べます。

1.登山口は電柱番号225番、28番鉄塔の巡視道の登り口を示す黄色い矢印がある所です。

2.10メートルも登ると小さな窪地で道が消えますが、右上を探せば簡単に道が見つかります。鉄塔28番迄は非常に明瞭です。

3.水平な巡視道から28番鉄塔に登ります。鉄塔周辺には直登を示すピンクリボンと鉄塔上部斜面におびただしい数のピンクリボンがありますが、直登します。(上部斜面のピンクリボンが何を示しているのか、調査しましたが不明です。)

なお鉄塔(送電線)の位置はウオッちずは正しいですが、紙版の位置は間違っています標高1310mが正しいです。

4.ここから上部は大小の石がザレ場状態になり落ち葉が覆う全く特徴の無い斜面で、踏み跡は完全に消えており、またリボン、ペンキ等も非常にわずかしか残っていない、最も難しい区間です。基本的にはジグザグを切りながら直登です。少し登って非常にユッタリとした窪地を右に見ながら200m登り、最終的に標高1500mで左のおおらかな尾根に乗ります。(上記3番に関連し見つかりませんでしたが、鉄塔上部のピンクリボンから直登するルートがあるのかも知れません。前回下った時には鉄塔に直接出た様な記憶もあります)

5.ここで踏み跡見つかりますので、忠実にそれを追います。倒木等で迂回しても直ちに踏み跡を探し復帰します。

6.標高2260mで出会所跡からのルートと合流します。

7.白蓬ノ頭手前では、赤色チャートと苔、シラビソの非常に美しい森を通過します。

8.更に白蓬ノ頭直前では大きなお花畑があります。

9.白蓬ノ頭は緩い稜線部分を歩き、標高2620mに少し下ってから、右方向へ更に降ります。2590mの最低部では2本の巨木のダケカンバの倒木が完全にルートを塞いでいますので、乗り越えてルートに復帰します。ここは初めて通過する場合復帰するのが非常に難しいです。

10.尾根筋を捉えれば、あとは忠実に稜線を登って行きます。但しここから奥聖岳間の3/4は非常に背丈の高いハイマツと格闘しながらの登りになります。

11.奥聖手前の鞍部で、草付をトラバースし、ガレ場は上端のハイマツの境に沿って斜めに登り、最終的にルンゼ状の草付を踏み跡をたどりながら、南東尾根迄登り、以降は尾根筋を奥聖迄登り詰めます。

12.東俣林道から奥聖岳迄標高差約1850m、迷わず但しルートファィンディングを慎重にして、13時間半掛かります。前版の「健脚以外は」と言う記述に対し、「健脚でも1日では無理」と訂正します。

13.幕営は白蓬ノ頭です。それより上は国立公園内になり、かつ幕営可能場所は殆どありません。

14.前2009年版に比較して、ハイマツが更にに繁茂しています。登りは非常に体力を消耗します。

15.聖平小屋のご主人の話では、出会所跡からの登山者が最近は多いとの事です。但し筆者は未調査です。

コースタイム(ビバーク装備携行)

登山口→出会所跡分岐 6時間

出会所跡分岐→白蓬ノ頭   2時間45分

白蓬ノ頭→奥聖岳    4時間45分

以上

2009年9月20日 第1版

聖岳の東尾根の調査をしました。

聖岳東尾根は、奥聖岳から東方へ延び椹島付近の東俣へ直線的に下る、気になるルートです。このルートは冬季ルートとして長い歴史を持っていますが、最近無雪の山行報告もネットで散見する様になり、調査をしました。本ルートは標識は全くありません。完全なエキスパートルートで、地図とコンパス更にはビバークの準備が必要です。水場もありませんので、十分に携行してください。ルートの詳細はネットで調べてください。なお雑誌でも紹介されました。

展望に関しては、奥聖岳から白蓬ノ頭の段入口迄は展望の稜線下りです。白蓬ノ頭は大きな赤石岳を満喫できますが、それ以降は展望はありません。

以下ポイントのみ述べます。

1.椹島から奥聖岳まで距離が長くしかも標高差1760mあり、更に奥聖岳から聖平小屋まで通常のコースタイムで2時間15分掛かります。余程の健脚でなければ、本ルートを一日で登るのは苦しいです。以下下りで説明します。

2.奥聖岳からは尾根を東に下らずに、南斜面の踏み跡を下ります(写真1)。小さなコルからは北東へ急なルンゼを下ります。更にルンゼから東方向へザレ場をトラバースをして尾根に復帰します。急勾配で、ルンゼでは落石もあり、ここ迄が核心部です(写真2)。

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写真1:奥聖岳の東尾根下降口。主稜線ではなく、明瞭な踏み跡に従いやや南側に降りる。

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写真2:奥聖・東聖間のコルより奥聖を見上る。奥聖から南側へ降り、中間の踊場を越え更に下る。写真二つ目の小さな窓からルンゼを東側に下り写真のガレ場の頂点に出る。頂点から注意して下り、ハイマツ帯の下端からトラバースして草地に出る。

3.以降明瞭な稜線で問題はありません。白蓬ノ頭を東端とする段(平らな場所)に入った所で、それまでの尾根筋を離れ右方向の窪地へ下ります(そのまま行って、ゴーロの窪地に出た場合は行き過ぎです)。ここがルートファィンディングのポイントです(写真3)。

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写真3:白蓬ノ頭を東尾根上部から見下ろす。尾根筋を行って、段に入った所から筋に見える北側のルートを行くが、途中で右の森に入って行く。最後はやや登りで白蓬ノ頭へ着く。写真の遠景は笊ヶ岳と布引山の間に富士山が見える。

4.白蓬ノ頭はルートから外れていますが、展望地ですので立ち寄りましょう。大きな赤石岳を望めます(写真4)。少し戻って南東に下ります。この方向感覚も重要です。

Photo

写真4:白蓬ノ頭から、赤石岳と遠くに悪沢岳。

5.以降も踏み跡はあります。古いガイドマップでは2250mから南へ下り出会所付近へ降りる冬季ルートが示されていますが、現在のルートはそのまま主尾根を下り続けます。

6.迷いやすいポイントとしては、2000m地点で尾根筋を離れて北へ巻く所、1650m地点で尾根筋を離れて西へトラバースする所です。

7.上記6の2箇所を外さなければ、あとは踏み跡を辿っていけば東俣林道に降りられるでしょう。登りの場合は、東俣林道の「No.28鉄塔巡視路」の小さな標識が登山口の目印です。

コースタイム(20Kg負荷、休憩時間含む):

奥聖岳→白蓬ノ頭 : 2時間15分  白蓬ノ頭の段で迷う(15分)

白蓬ノ頭→東俣林道: 4時間

28番送電鉄塔標識→椹島: 30分

以上です

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