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2016年11月

2016年11月 9日 (水)

稲又山ルート案内 2015年11月1日現在

第3版 2016年11月6日現在

ルートに大きな変化はありません。但し下記項番1の青薙山の草原を登り返した先のピーク部の岩を登る地点は、東側に巻道ができていました。

特種東海フォレストの方のお話では、最近は登山者が増えているとの事でした。

第2版 2015年11月1日現在

ルートに大きな変更はありません。但し登山者が少なくトレースは更に不明瞭になり、また灌木の繁茂も進んでいます。このルートの基本はできるだけ山梨県側の稜線の縁を歩くことです。場所によっては稜線からやや離れますが、常に稜線の縁に戻る意識を持ってください。

第1版 2008年9月22日現在

稲又山は目立たない山です。但し青薙山から布引山への縦走を計画した場合、重要な通過点となります。ここでは山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」解説の青薙山以北を説明します。

このルートは難易度が高く、エキスパート向きのルートです。地図、コンパスは必携ですが、更に高度の地形判断力が要求されます。また青薙山経由で最低一泊は必要となりますので、必然的に幕営山行となります。

水は青薙山の懐の池ノ平、及び所ノ沢越を西に下った地点で得られます。

以下ポイントを述べます:

1.青薙山山頂部から東へ広い山頂部を踏み跡に従って降り、草原を横断して少し登り返します。小さなピークを越え、リボンに従って枯れ木と岩の混ざって平なピークを通過します。

2.以降ルートは明瞭になります。右に山伏へのルートを分け、2368mのピークを越えます。

3.ここからは所々展望箇所があります(写真1)が、潅木が煩わしい藪漕ぎを強いられる所が何箇所もあります。

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写真1:青薙山山頂部から稲又山への稜線から聖岳を望む。

4.東側がガレ手前で白峰南嶺の青笹山(写真2)が、その先ガレの縁と通って登ると、2200m辺りで背後に青薙山が見えます(写真3)。

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写真2:稜線から青笹山を最高峰とする山伏への白峰南嶺の主稜線。

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写真3:青薙山を見返す。

5.小さなピークを越え、左に樹林の間から聖岳を見ます(写真4)。以降苦しい倒木越えが続きます。倒木を越えた際の注意点は、できるだけ早くルートに戻る事です。

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写真4:稲又山山頂直前に聖岳を望む。

6.稲又山は特徴の無い山頂です(写真5)。此処からの布引山への縦走路へ乗るのが非常に難しいです。稲又山山頂を踏んだ後やや戻り、山頂前で右方向にペイントがありますので、それに従ってください。山頂を踏んで先に行く場合は(先に行く標識がある)、東側へ2回段(平らな場所)へ降りて、急勾配の斜面に沿って北上してください。そのまま進めば、布引山への稜線に乗る事が出来る筈です。但し山頂部は山頂手間で右に行くルートが数段確実です。

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写真5:稲又山山頂部

7.稜線に乗った後、更に倒木越え、藪漕ぎが続きます。布引山が樹間からやや右に見え(写真6)、以降尾根筋が東に向くに従って左に移動します。

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写真6:稲又山山頂部から尾根筋に乗ると、布引山は先ずは右に見える。

8.2250m辺りでダケカンバの若木帯を通過し(写真7)、2100mで鞍部に至ります。

2250m

写真7:2250m付近、ダケカンバの若木帯越しに布引山を見る。

9.ここからも難しいです。小屋跡を通り、マークに従って小高い丘の稜線部分(写真8)を行き/右にトラバスし、密度の濃い樹林帯を下って所ノ沢越に至ります(写真9)。所ノ沢越から布引山、笊ヶ岳は別記事をご覧ください。

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写真8:鞍部の先のルート。

10.所の沢越から中ノ宿へのルートは崩壊していて通行不能です。水場で取水した後笊ヶ岳を目指してください。

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写真9:所の沢越。

以上です

所ノ沢越から布引山・笊ヶ岳ルート案内 2016年11月6日現在

第3版 2016年11月6日現在

ルートに大きな変化はありません。なお入山者が増えている為か、迷い易い箇所は以前にも増して不明瞭になっています。現時点ではリボン等が必ずありますので、良く探してください。

第2版 2015年11月29日

2011年大雨により東俣林道の中ノ宿吊橋から所の沢越へのルートは登山道崩落により通行不能になっています。

所の沢越から布引山へのルートに大きな変更はありません。

途中平坦で特徴のない箇所を何度か通過しますが、ここは青薙山~所の沢越間と同様にルートは稜線の山梨県側の縁にありますので、常にそれを意識して歩いてください。

第1版 2010年11月5日

所ノ沢越から布引山を経由して笊ヶ岳へ至るルートは、クラッシックルートです。最近は殆ど歩かれていない模様ですが、ここを走破し笊ヶ岳の山頂に立ったときの感激はひとしおです。

所ノ沢越までのルートは中の宿吊橋、及び青薙山からの2本があります。別記事になっていますのでそちらをご覧ください。

この先は水場はありません、所ノ沢越下部で取水してください。幕営適地は所ノ沢越下部と、布引山山頂です。但し布引山山頂は木の根の間に張る場所が多く、大雨の時には池になってしまいますので、張る場所に注意してください。

なお写真は下山時のもので、時間軸は本ガイドと逆な点を注意してください。

以下ポイントを述べます:

1.所ノ沢越から急登を始めると、すぐに樹木が深くなります。この辺り小さなアップダウンや道が蛇行していますので、足元のトレースを良く見てルートファィンディングしてください。

2.その先、ルートの中で一番難しいエリアに入ります。斜面は大らかで拠り所がありません、2150m等高線ではピークの東側を巻き気味に通過します。もしリボンが残っていたりペイントがあればそれを追います。何も発見できない場合は、第2版前書きの様に、稜線部の山梨県側の縁を探して歩きます。但し決して斜面を降ってはいけません。

3.小さな鞍部から先ダケカンバの若木が密生しています(写真1)。リボンを探し大らかな山頂部に至ります。此処から先は東側が切り立って来るので、それに沿っていきます。下りの場合は大らかな山頂部で西方向が明るいのでそちらに引き込まれますが、心を鬼にして南下します。

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写真1:所ノ沢越から布引山側へ登った最初の大らかな山頂部。ダケカンバの若木が密生していてルートが不明瞭だが、踏み跡やリボンとペイントを頼りに歩く。

4.ここからは東の稜線を意識して歩けば、大きな問題はありません。一度下って次に登ったピークが所ノ沢山です。南アルプス南部の他のピークと同様、樹林に深く覆われた静かな山頂部です。

5.所ノ沢山山頂部から西に稜線から少し離れて下ります。ややジグザグになっていますが、鞍部を目指せば問題はありません。

6.鞍部が山と高原地図で「コル」と表紙した場所です。布引大崩側からは沢音が聞えます。布引山がら下って来た場合、所ノ沢越と思いたくなりますが、残念ながら所ノ沢越迄の中間地点でしかありません。

7.コルから上は基本的には布引大崩に沿って登ります。所々道が完全に崩落していますので、躊躇せずに森に逃げます。コルに近い箇所(写真2、写真3)では布引大崩の写真を危険少なく撮れますので、早めに撮影してください。標高差は400mありますので、焦らずに布引大崩を楽しむくらいの余裕を持って登ってください。またルートを探しながらの登りですので、通常よりもコースタイムが掛かります。

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写真2:コルに近い箇所から布引大崩越しに、青薙山を見る。遠方左が山伏。

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写真3:布引大崩を見上げる。

8.ニ箇所大きく布引大崩から離れる場所がありますが、トレースが明瞭ですのでそれに従ってください。

9.標高2400m辺りで大崩の最上部(写真4)を歩いて、森に入ります。その先やや藪道になり、布引山の山頂部に至ります。下山の場合、富士川側老平への道から分岐するといきなり潅木が登山道を塞ぎ不安になりますが、それは直ぐに終わります。

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写真4:布引大崩最上部付近からの安部奥の山々の展望。

10.布引山山頂標識(写真5)から笊ヶ岳へ少し行った地点が幕営地です。西に藪を漕ぐと西方の展望が得られます(写真6)。また幕営地からは東に窓が開いて、富士山を垣間見る事が出来ます。

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写真5:布引山山頂標柱。

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写真6:布引山山頂藪の先からの展望。左から上河内岳、聖岳、右が赤石岳。

11.布引山から笊ヶ岳へのルートの解説は拙著をご覧ください。

12.笊ヶ岳の幕営は、布引山と笊ヶ岳間のコルから笊ヶ岳へ登った中間地点の林の中、及び笊ヶ岳山頂で可能です。

追記:

○大井川側から笊ヶ岳へのコースどりとしては、早朝に青薙山に入山した場合、所ノ沢越辺りで幕営、翌日笊ヶ岳山頂を踏みます。同様に午前中に椹島経由で入山した場合、上倉沢左岸の草原辺りで幕営、翌日山頂を踏みます。ただ笊ヶ岳の最大の魅力はアーベントロートの富士山、モルゲンロートの荒川三山と赤石岳ですので、それを満喫するには山頂付近で幕営する必要があり、その為には前日に青薙山で幕営、或いは椹島に泊まる必要があります。時間的には椹島入山が圧倒的に有利です。

○笊ヶ岳への他のルートとしては、二軒小屋から伝付峠経由で南下、或いは富士川側の老平からがあります。体力的には二軒小屋からが最も楽です。

○椹島からのルートを含む笊ヶ岳への他ルートに関しては、山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」をご覧ください。

○笊ヶ岳への老平ルートの厳しさに関しては:

「笊ヶ岳の実力」 2009年08月31日

http://yamachizu.mapple.net/column/column.asp?TCLMNO=1118

「笊ヶ岳の実力(平均斜度編)」 2009年09月14日

http://yamachizu.mapple.net/column/column.asp?TCLMNO=1153

がありますので、是非ご覧ください。

「椹島から笊ヶ岳へ」写真案内 【旧版25頁、新版26~27頁】

2017年版以降26~27頁に解説があります。

山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」の解説冊子「椹島から笊ヶ岳へ」に対して、写真で補足します。ルート案内は旧版25頁をご覧ください。

第4版 2016年11月5日現在

笊ヶ岳登山口から肩の間のある大岩の間を抜ける箇所は、太い倒木により通行が困難になっており、現場に迂回路の踏み跡ができていました。また上倉沢の横断点右岸からの下降点には明瞭な踏み跡が出来ており、また左岸の取付きにはリボンが複数つけられていて横断で迷う可能性は低減されています。

上倉沢での取水は、渇水期はゴルジュ帯の伏流水が湧きだす地点迄降る必要があります。往復10分程度です。

下記項番2の肩付近の展望箇所は、樹木が生い茂り展望は殆ど失われました。

第3版 2015年11月2日現在 

上倉沢の横断点は2011年地点と変更はありません。2011年以降たくさんの方が歩かれて、トレースはより明瞭になっています。但し右岸の草付から河原に降りる地点は常に崩れているので明瞭なステップはありません。

第2版 2011年7月23日 

2011年9月16日および10月9日に調査をしました。南アルプスに甚大な被害を与えた台風12号・15号の影響を心配しましたが、幸いにも本ルートの核心部は無傷に近い状態でした。目に付く被害は上倉沢と、涸沢の沢床が大きくえぐられ歩きにくくなっているのみです。但し上倉沢左岸の取り付き点は台風15号により完全に流され3メートル以上の段差があります。上流側30メートル程度の地点で段差が1メートル位になりますので、その地点で取り付いてください。

第1版

1.椹島笊ヶ岳登山口(写真1)

200606

写真1:笊ヶ岳登山口。椹島から二軒小屋への林道を行き、滝見橋の先右側( 2006年6月)。

2.肩(写真2)

201011

写真2:急登が終わり稜線上を歩いて肩に登ると赤石岳を垣間見る箇所がある(2010年11月)。

3.尾根筋のシダ(写真3)

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写真3:トラバース開始地点の標識に近づくとシダが繁茂している(2006年6月)。

4.2本目の沢近くの桟道(写真4)

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写真4:2本目の沢辺りからルートが厳しくなる(2010年11月)。下山方向から撮影。

5.3本目の沢(写真5)

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写真5:3本目の沢は幅が広い(2010年11月)。下山方向から撮影。

6.5本目の沢(写真6)

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写真6:5本目の沢は上部がゴルジュになっている(2010年11月)。

7.上倉沢左岸取付き点(写真7)

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写真7:上倉沢右岸から左岸取り付き点を見る。左岸の大きな石が目標(2013年11月)。

8.上倉沢右岸取付き点(写真8)

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写真8:右岸は沢の川床に生えているカラマツが目標(2013年11月)

9.上倉沢(写真9)

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写真9:上倉沢左岸の草原を林の中から見る(2010年11月)。下山の場合上倉沢に降り、林を目指す。

10.涸沢下端(写真10)

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写真10:右岸の林から涸沢に下りる(2006年6月)。下山方向から撮影。

11.涸沢上端(写真11)

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写真11:涸沢を歩きマークで右岸に戻る(2006年6月)。

12.椹島下降点下の縞枯れ地(写真12)

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写真12:椹島下降点下の縞枯れ地から赤石岳と荒川三山(2010年11月)。

13.笊ヶ岳山頂(写真13)

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写真13:定番の小笊と富士山(2010年11月)。

以上

2016年11月 8日 (火)

「青薙山」写真案内 【旧版26頁、新版記事ナシ】

2017年版以降本ルートの記事はありません。

第3版 2016年11月7日現在

第2版項番3の1916メートル地点付近の右折点は、正確には東南東方向で崩壊地の縁の線に対して直角です。緩く降りその後凹地を等高線に従って横断、以降明瞭な尾根筋右折点迄は、幾つかの段に対して斜めに登って行きます。非常に短い降りはありますが、それ以外は常に直線的に高度を上げて行く点に注意してください。

第2版 2015年10月30日現在

ルートに大きな変更はありません。ポイントとしては:

1.青薙山登山口から約40分登った所にあるザレは、更に砂がかぶり危険度が増しています。注意してください。

2.池ノ平の池は相変わらず水量が豊富で、こんこんと湧き出し大きな音をたてて滝が流れ出ています。

3.赤崩ノ頭の段は、落葉時期という事もあったと思いますが、トレースが不明瞭になっています。ガレの縁から離れるのは1916メートル地点付近で、それ以上降らずに高度を維持しつつ東に進んでください。

第1版 2011年7月24日

山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」の解説冊子「青薙山」に対して、写真で補足します。ルート案内は冊子26頁をご覧ください。

1.青薙山登山口(写真1)

200809

写真1:青薙山登山口は目立たないので注意(2008年9月)。

2.池ノ平(写真2)

200611

写真2:池ノ平から赤崩の縁へは直ぐに行ける(2006年11月)。茶臼岳と上河内岳。

3.池ノ平(写真3)

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写真3:大井川も良く見える(2006年11月)。

4.赤崩の頭(写真4)

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写真4:赤崩の頭まで来ると高度が上がった分展望は良くなるが、残念ながら聖は少し顔を覗かせるだけ(2006年11月)。

5.赤崩の頭(写真5)

2008009

写真5:赤石岳、悪沢岳が良く見える(2008年9月)。

6.赤崩の頭の段(写真6)

200809_2

写真6:赤崩の頭から暫く段(平らになった場所)を歩く。植生が繁茂しているが、トレースは明瞭である(2008年9月)。

7.青薙山山頂より手前の小さな露地(写真7)

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写真7:聖岳(2008年9月)。

8.青薙山山頂より手前の小さな露地(写真8)

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写真8:上河内岳と聖岳(2006年11月)。

9.青薙山山頂(写真9)

200611_5 

写真9:あの樹木さえなければ・・・・(2006年11月)

以上

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