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2016年6月

2016年6月28日 (火)

黒法師岳ルート案内 【新版39頁】 2016年6月27日現在

2017年版以降39頁に解説があります。

第2版 2016年6月27日現在

久しぶりに黒法師岳・丸盆岳に行って来ました。

林道は途中通行止めで、本来的なゲートの約5.3Km手前の駐車スペースに駐車し歩く必要があります。

戸中山林道最新情報 2016年6月27日現在

登山道に大きな変化はありませんが、迷い道が数か所出来ていて、登り・降り両方向においてルートファィンディングに注意する必要があります。

前回との変更点は、記事を赤色に変更しておきます。

それにしても等高尾根は標高差約900mとさほど大きくありませんが、南アルプスでも有数の急登ではないでしょうか。

第1版 2013年4月28日現在

黒法師岳に行って来ました。黒法師岳の水窪からのルートに関しては、昭文社のコラムに記載しています。

「隠れた秀峰・黒法師岳」 2008年11月26日

http://yamachizu.mapple.net/column/column.asp?TCLMNO=742

ここでは、更に詳細な情報を記載します。

1.飯田線水窪駅からタクシーを利用して、戸中山(とちゅうざん)林道のゲートまで入ります。タクシー料金は約6500円です。ゲート付近には数台駐車可能です。

2.水は林道約4.5Km地点にある沢(シブロク歩道入口)で取水可能です。また前日に入山する場合、沢脇の小屋は崩壊してしまいましたので、黒法師岳登山口手前カーブの広いスペースでビバークが可能です。

Photo

崩壊してしまった小屋のかつての姿。

3.林道を約6Km歩いて、登山口に至り、右方向へ尾根を目指します。約5分で等高尾根の尾根筋に達し、左折して黒法師岳を目指します。等高尾根は途中やや勾配の緩い箇所もありますが、殆ど直線的な登りで非常にシゴカレます。焦らずにユックリ登ってください。

急登は三か所あります。最初の急登は標高1250mから1500mで、小石混じりで非常に滑りやすく、かつ長いです。

Photo_3

登山口

4.北方向の視界が開け、深南部最大の難所、鎌崩(かまなぎ)と丸盆岳を仰ぎ見る事ができます。

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鎌崩と丸盆岳

5.新設された「ヤレヤレ平」標識が登りの中間点です。ユックリ休んでください。

Photo_5

ヤレヤレ平

6.その先南側が崩れた崩壊地の脇を通ります。ここからはバラ谷山(バラ谷の頭)の山頂部が望めます。

Photo_6

等高尾根よりバラ谷山

7.登りの最後は再び痩せた尾根の急登ですので、注意してください。

2回目の急登は1550mから1700m迄、3回目の急登は稜線直前の1850mから1940mです。

Photo_7

等高尾根最後の急登

8.黒法師岳と丸盆岳を結ぶ稜線に達します。ここは登りの場合全く問題ありませんが、降りで特に降りで初めて此処を通過する場合に等高尾根の下降点を見逃してしまいます。今回ペイントを派手につけておきました。これから登る黒法師岳の山頂部の全容が仰げます。

降りの場合稜線から降りて、標高1900mで真っ直ぐ降りずに左のやや緩い尾根に乗る事に注意してください。

Photo_8       Photo_12

等高尾根下降点                   下降点付近から黒法師岳

9.下降点から上はシロヤシオツツジの大群生地で、満開の時はどんなに綺麗であろうかと想像します。

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シロヤシオの群生

10.山頂部の取り付き点はザレているので注意してください。ザレの手前の笹原の鞍部をショートカットし、サレの左端の笹原の脇を登ります。以下の写真は古いもので、この撮影場所では行き過ぎです。林の中でコルとザレが見えた所で踏み跡に従って、ショートカットしてください。

Photo_10

取り付きのザレ

11.最上部はガレの縁を歩きますので、注意してください。今回5月にも関わらず寒気が入っていたので凍っていました。

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最後のガレ場

12.バラ谷山からの縦走路合流点直前では、丸盆岳、不動岳の奥に、光岳、聖岳、上河内岳を遠望できます。また左に深南部の山である中ノ尾根山、池口岳も見えます。

Photo_17       Photo_13

丸盆岳、鎌崩の頭と不動岳              合流点直前から南アルプス主脈と深南部の山々

13.黒法師岳山頂は樹林に囲まれて展望はありません。ここの三角点は通常+の刻印が、☓になっているので好事家の間では有名だそうです。

Photo_14        Photo_15

山頂部                            三角点

14.前黒法師岳への縦走路方向にもペイントをつけておきました。

Photo_16

前黒法師岳方向です

以上

戸中山林道最新情報 2016年6月27日現在

黒法師岳、丸盆岳を始め南アルプス深南部への主要なアクセス路である、戸中山林道は路肩崩落のため車両全面通行止めです。最近のヤマレコに車が通れる様な情報がありますが、6月27日時点では、林道を深く掘り起こし基礎工事を行っていますので、車両は全く通行不可能です。なお歩行者は通行可能です。

工事期間は8月26日迄となっていますので、利用予定の方は必ず事前に確認をお願いします。工事発注者:天竜森林管理署

なお林道の右岸から左岸に渡った橋の先に河原側に駐車スペースがあります。通行止めゲート迄約600メートル、また駐車スペースから本来的な林道ゲート迄は約5.3Kmあります。

Img_0001_1

ここからゲート迄約600メートルありますが、駐車スペースはありません。また切り返しは非常に困難です。

Img_0006_1

山側に人1人が通れる様になっています。

以上




2016年6月15日 (水)

畑薙ダムへの南アルプス公園線通行規制 2016年6月15日

片側交互通行可能になりましたので、本記事は削除します。 2016年6月20日

井川から畑薙ダムに至る、南アルプス公園線は外山沢の先で崩土により通行規制があります。

○6/16は、8:00~9:00、16:00~17:00の間は通行可。9:00~16:00、夜間は全面通行止め。
○6/17~18は、作業をしながら通行(待ち時間有)、6/19は交通誘導員を配置し、
片側交互通行とする予定。通行可能な時間は8:00~17:00の間で、夜間は全面通行止
め。

https://shizuokashi-road.appspot.com/index_pub.html

以上

「寸又峡温泉から沢口山へ」写真案内-1 【旧版36頁、新版41頁】

2017年版より41頁に解説があります。本ルートは日向山ルートと呼ばれるものです。

山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」の解説冊子「寸又峡温泉から沢口へ」に対して、写真で補足します。ルート案内は冊子36頁をご覧ください。

なお写真は但し書きの無い限り、2006年4月8日撮影のものです。

第1版      2006年4月8日

第2版      2012年4月30日

第3版      2013年3月24日

 ここ数年の間に沢口山では少なくとも2件の遭難事故が起きています。登山道を外れると急峻な箇所、あるいは非常に地形の読み難い箇所があります。低い山だからと軽く考えず、登山道を外れない様に注意してください。  

第4版  2015年12月15日

第3版にあります様に事故が発生した関係もあって、登山道は更に良く整備されされました。赤のペイント、トラロープから外れない様にしてください。

第5版 2016年6月12日

登山道に変化はありません。今回降りで利用しましたが、日向山コールは岩や石が多いので登りに利用し、降りは猿並平コースを採るのがベターでしょう。

1.寸又峡温泉登山口の案内板

Photo_6 2013年3月24日 Photo_15

2.尾根の肩

Photo_5 2013年3月24

Photo 2013年3月24日

尾根の肩に遭難事故以降新たに塗られた下山方向を示すペイント。 

3.TV中継所からの展望

Tv 2013年3月24日

4.イワカガミ群生地

Photo_16

5.急登

Photo_2 2013年3月24日

6.展望所

Photo_17   Photo_18  2010年4月29日

7.アカヤシオツツジ見所

Photo_3 2013年3月24日

8.木馬の段周辺

Photo_19

9.富士見平と、展望所からの展望(長島ダムと七ツ峰方向が見える)

Photo_7  Photo_8  両写真とも2012年4月30日  

10.鹿のヌタ場とミズナラの大木

Photo_9  Photo_10  両写真とも2012年4月30日

11.山犬段からのルートに合流

Photo_11  2012年4月30日

12.沢口山山頂部

Photo_12  2012年4月30日  

Photo_14 沢口山山頂より朝日岳、寸又峡奥部の展望(2010年4月29日)

なお、「寸又峡温泉から沢口山へ」写真案内-2 【冊子36頁】に下山路の「猿並平ルート」の解説があります。

以上 

「山犬段周辺と沢口山縦走」写真案内 【旧版39頁、新版40頁】

2017年版以降40頁に高塚山として解説があります。沢口山縦走は解説はありません。

第3版 2016年6月12日現在

登山道に変化はありません。以下項番対応でコメントします。

6.トラバース道の分岐は、ゲートが設置されていますので間違える可能性はありません。

7.板取山からは朝日岳~前黒法師岳の展望と、遠くに上河内岳が望めます。

10.天水は縦走路唯一、随一の展望箇所です。今回東方向の十枚山の奥に富士山が見える事を確認しました。

第2版 2014年6月1日 ホーキ薙部分の写真を変更しました。

冊子39ページの「山犬段周辺と沢口山縦走」の後半部分の沢口山縦走路に関して、写真で補足説明をします。

なお写真は断り書きの無い限り2012年5月1日撮影です。

1.山犬段の縦走路入口

Photo_81   Photo_82 約30分コンクリート舗装の工事道が続くが、尾根筋に

                               登山道がある。

2.八丁段入口

Photo_83

3.八丁段展望広場

Photo_84  2011年6月4日 八丁段広場より大札山

4.八丁段の分岐
Photo 2014年6月1日 ホーキ薙へのルートは閉鎖されており、左の林に迂回する

5.工事道との合流点
Photo_2  2014年6月1日 登山道は、コンクリートが打たれた所の下端から薙の縁に出る

Photo_3  2014年6月1日 此処は工事用林道の終端になっていて、再び登山道に入る

6.旧トラバース道との合流点

Photo_86  西行きのトラバース道は廃道。行っても工事の土砂で埋まって通れない。

7.板取山

Photo_89

8.キレット

Photo_90

8.白ヤシオツツジのある天水への美しい登り

Photo_91

9.天水への登りにあるブナの森

Photo_95    Photo_96

倒木が道を塞ぐ。東行の場合は単に迂回すれば良いと判断できる。西行の場合はトレースも全く消えるので非常に判断に迷うが、ここは尾根の縁をキープする。

10.天水(2010年4月29日撮影)

Photo_92   Photo_93    Photo_94 

                前黒法師岳から西方向   前黒法師から右、南アルプス主部

11.天水先の左折点

Photo_97

12.ウツナシ峠

Photo_98

13.特徴の無い樹林帯の広い尾根

Photo_99

14.横沢の頭

Photo_100  Photo_101 大木が多い

以上 

 

「寸又峡温泉から前黒法師岳へ」写真案内 【旧版38頁、新版解説ナシ】

2017年版以降本ルートの解説はありません。

第2版 2016年6月10日現在

前黒法師岳へのルートは5.栗の木段~7.白ガレの頭の下方尾根合流点間が迷い道が錯綜して以前より難しくなっています。基本的に尾根筋ですが、急な箇所や岩場を避けるために部分的に北側に巻く箇所があります。

今や寸又峡の山は何処でもヤマビルが多いです。今回降雨翌日と言う事もあり、濡れた落ち葉からは細いヒルが頭をもたげていました。決定的な回避方法を筆者は知りませんが、少なくとも小まめに登山靴を確認する必要があります。今回休憩もせずに林道横断地点迄相当にスピードで歩いてしまいました。

第1版 2012年5月6日現在

山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」の解説冊子「寸又峡温泉から前黒法師岳へ」に対して、写真で補足します。ルート案内は冊子38頁をご覧ください。

なお写真は付記が無い限り、2006年5月2日撮影のものです。

1.飛竜橋左岸の分岐

Photo

2.前黒法師岳登山口

Photo_2

3.湯山集落跡

Photo_3

4.林道にある廃小屋と朝日岳の展望

Photo_4    Photo_5  2010年5月1日

5.栗の木段

Photo_6

6.枝尾根合流点

Photo_7

7.白ガレの頭下、北東尾根合流点

Photo_9

8.合流点付近のイワカガミ群生地(2009年以降食害のため激減している)

Photo_10

9.白ガレの頭(天水~蕎麦粒山が見える)

Photo_13  Photo_14  2010年5月1日 

10.展望所(光岳~聖岳~上河内岳が見える)

Photo_11 2010年5月1日

11.前黒法師岳山頂

Photo_12

以上   

前黒法師岳~黒法師岳間ルート案内 2016年6月11日現在

第2版 2016年6月11日現在

登山道に大きな変化はありません。以下項番に追記します。

2.今や尾根筋を歩くルートがメインになっています。視界も効きますので全く問題無く、旧道を探す必要はありません。

4.ヘリポートの水場は健在です。今回は30m程降って汲みました。但しザレとガレの沢を降って行くので注意が必要な事と、伏流水の上を歩く関係もあって汲んだ水には土と砂が混じりニゴリがあります。濾紙を持参すると気持ち良く利用できるでしょう。水量は少ないのでカップ持参がベターです。

9.黒法師岳への登りは『楽』に登ろうとすると相当難しいです。地形と踏み跡の関係でどうしてもバラ谷の頭方向に行ってしまいますが、楽に登るにはコルから地形図の破線に従って北行し尾根筋が明瞭になった段階で北西に転じます。

第1版 2013年4月27日現在

前黒法師岳~黒法師岳は、美しい場所が多い寸又三山周辺でも特に美しいルートです。とりわけ中間点のヘリポート周辺の笹原と大木の森の美しさは際立っており、ヘリポートに一泊してこの山々を枕にして寝れば、山屋としての至福の一晩を過ごすことが出来ます。

なおこのルートは山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」では破線ルートとしています。途中ルートファィンデングの難しい箇所、また踏み跡が殆ど無い箇所もありますので、初心者は絶対に入山しないでください。また縦走になりますので、信州側に抜ける場合下山口から最寄の水窪駅まではタクシー等を利用する必要があります。

なお本記事は、別記事「大間川分水嶺周回ルート案内 2010年4月30日現在」と同一ルートの一部で、そちらでは逆コースで紹介しています。また黒法師岳から信州側下山口迄は別記事「黒法師岳ルート案内 2013年4月28日現在」を参照してください。

1.前黒法師岳山頂標識から西へ平坦な山頂部を行き、約100メートル行った地点で山頂部を離れ右にトラバースで降りて行きます。ここは迷い易い地点ですので注意してください。もし山頂部で踏み跡が薄くなればそれは行き過ぎの証です。

Photo      Photo_2

前黒法師岳山頂から黒法師岳方向への道    この先で右にトラバースで降りていく

2.幸い鹿の食害に遭っていないイワガガミの中を行き、尾根は次第に狭くなりルートも明瞭になります。シロヤシオが非常に多く美しい場所です。少し登り、明瞭な尾根を更に行くと平坦な山頂部に至ります。ここは迷い易い場所で、正規ルートは北西尾根側へ行き、勾配が少し出る箇所で左にトラバースしながら降りていき、南西尾根に乗ります。ただこの山頂部はヤブも深くありませんので、山頂部で磁石を確認しながら南西へ歩いて行けば南西尾根に乗る事もできます。今回こちらのルートにペイントを施しておきました。

Photo_3        Photo_4

前黒法師岳から明瞭な尾根の降り         迷い易い平坦な山頂部

3.ここからも踏み跡は濃くありませんが尾根筋は明瞭ですので、そこを降っていってください。自然に林道の終端部に出ます。この先が本ルートのハイライト部分です。林道を行けばヘリポートまで楽に行けますが、是非緩い山頂部を目指して稜線を登ってください。もしバテバデの場合は、翌朝散策されても良いでしょう。稜線部はササ原にブナやダケカンバなどの大木が疎らに生えていて、それはそれは雰囲気があって美しい所です。緩やかな山頂部分の稜線から降って自然にヘリポートへ降ります。

Photo_5     Photo_7       Photo_8

林道終端部に出る箇所         笹原の美しい森           ヘリポートへ出る

4.地図では水場無しと記していますが、水場がある事を確認しました。ヘリポートから南西へ延びる林道を約350メートル行ったガレで林道が寸断される地点、古い消化器が路上にある地点から南へ降った所にあります。今回此処迄導く様にペイントを、また下降点に倒木を置きました。但し水量は少ないので万が一涸れている場合に備えて入山してください。

5.ヘリポートから再び西の尾根に登ります。    

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朝焼けの黒法師岳           西の尾根に登ってヘリポートを振り返る

6.稜線からは聖岳方向の山々が望めます。その先は二重山稜の様な幅広い尾根になります。基本的に登っていれば大丈夫ですが、どちらかと言うと稜線が明瞭な南側を歩く方が確実でしょう。1810メートルの二ッ山の南峰に着きます。この先はルートが不明瞭です。磁石で方向を確認して、稜線と言うよりは斜面を北西に下ります。尾根がハッキリしコルが確認できれば、それで正解です。

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ヘリポート周辺から聖岳方向の遠望      ニッ山南峰からの降り

7.南峰と北峰の間は急峻です。北峰を過ぎシロヤシオの多い明瞭な尾根を行くと笹原に出ます。この周辺は丈の短い笹原が多いですが、ここは深いです。踏み跡が不明瞭ですので、どちらかと言うと尾根筋が明瞭な東側の方が歩きやすいでしょう。

Photo      Photo_13

シロヤシオの多い気持ちの良い尾根       笹原から黒法師岳を見る

8.樹林帯に入れば笹の丈は短くなります。そのまま笹原の黒法師岳の懐に入ると、立ち枯れの木があり、文字は読めませんが小さな標識がくっついています。これは水場の標識で、左のバラ谷山方向へ歩き、急勾配になる縁を黒法師側へ木の脇を行く踏み跡があります。その先に水場があると言われていますが、結構急な下りになり距離もありそうなので私はそこで引き返し、水場の正確な位置は確認出来ていません。

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黒法師岳の笹原のコルからバラ谷山

9.黒法師岳山頂部を登り始め、振り返ると二ツ山が見えます。最初は背丈の低かった笹が次第に丈が長くなって行きます。踏み跡が所々にありますが、獣道との区別もつき難く、余り踏み跡を当てにせずに最大傾斜度を大きくは外さない様に登って行ってください。なおここは降りは難しいので、疎らではありますがペイントを施しておきました。

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二ツ山を振り返る                   黒法師岳の山頂部付近の登り

10.傾斜が緩くなって少し行けば黒法師岳の山頂です。

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黒法師岳山頂

以上です。      

大間川分水嶺周回ルート案内 2016年6月11日現在

第2版 2016年6月11日現在

今回は反時計回りで調査しました。前回の調査との差異を述べます(項番が対応します)。

11.バラ谷の頭のコルの水場は南下の場合行き過ぎない様に気を付けてください。今回は大間川側へ約50m降りました。水量は多いです。

9.本邦最南端2000m地点からの降りは、本ルートで最も難しいです。ガスが出た事もあり生まれて初めてルートを求めてループワンデルングをしてしまいました。適当に行かずに2000m地点で磁石で正確に方向を確認し、県境に沿って歩いてください。地形的にはどうしても東の尾根筋に見える方向に引っ張られますので、心を鬼にして右側の斜面に沿って南下してください。

8.バラ谷の頭から房小山間は北行よりも南下は当然難しいです。1958m地点から1860m地点間は前回と全く違うルートを歩いていました。南下は尾根筋を出来るだけ忠実にたどれば安心です。

6.南下の場合は1572mのコルの北にある幅広く細長いピークを外すルートは見つからないと思います。山頂部の稜線を行き端で幅の広いコルに向かって適当に降ります。方向さえ間違えなければ問題ないでしょう。

3.千石沢の水場は相当降っても到達できませんでした。今年は今の時期としては非常に水が少ない様に思われます。5分降っても水は無く、標高1500mのゴーロ出合い迄降りましたが、一滴もありませんでした。下流を見ても気配が全く無いので諦めました。

第1版 2010年4月30日現在

蕎麦粒山から黒法師岳間のルートの調査をしました。

2014年6月2日  千石沢通行止めの記述追加。
2013年5月24日 ヘリポートの水場記述変更。

なお前黒法師岳~黒法師岳間は別記事を起こしました。

前黒法師岳~黒法師岳間ルート案内 2013年4月27日現在           

寸又峡温泉を起点、終点として大間川の分水嶺を周回するルートを組む事が出来ます。本ルートはシロヤシオと展望に優れています。山犬段から千石平までは標識もあり登山者が多いですが、千石平から黒法師岳間は標識も少なく、また特に房小山からバラ谷山の間は尾根の幅が広く、ルートファィンディングの難しいエキスパート向けルートです。地図、コンパスは必携です。また通常2泊3日の幕営山行になります。幕営箇所は随所にあります。

稜線歩きを一部カットする、南赤石林道の千石沢から稜線に登るルートに関しては、別記事を参照してくだい。但し2014年6月1日現在南赤石林道は通行止めです。従って本ルートは全行程稜線歩きのみとなります。

寸又峡温泉・蕎麦粒山間、及び寸又峡温泉・前黒法師岳間のルートは、山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」に紹介されています。

以下ポイントを述べます:

1.高塚山への分岐である三ツ合山から北の稜線を下ります。笹にルートが隠れてやや不安になりますが、尾根筋が狭くなるに従ってルートも明瞭になります。一つ目のキレットは勾配が急になる段階で西斜面に下って、最後トラバースでキレットに入ります。やや足元が悪いです。

2.一つ目のピークを過ぎ、二つ目のキレットを過ぎて先、1651m峰への登りは非常に急で滑りやすく、ロープがあります。細心の注意で登ってください。

3.1651m峰を過ぎれば、滑落の危険箇所はありません(写真1)。次の鞍部が千石沢のコルです。水は5分程度下れば汲めますが、渇水期は更にその下のゴーロ帯を降り二股迄行かなければならないかもしれません。

1651m

写真1:1651m付近から大間川の谷筋を見る。右の明瞭な尾根筋が板取山から沢口山に至るルート。

4、千石平はだだっ広い山頂部です。残念ながらその名から連想する程、綺麗な場所ではありません。直ぐの崩壊地から西の展望が得られます。

5.鋸山から黒法師岳迄(写真2)、シロヤシオの密生帯が何箇所もあります。

Photo

写真2:鋸山周辺から房小山、バラ谷山、黒法師岳への稜線を見る。結構の高度差を感じるが、距離が長いので、黒法師岳への登りを除いては楽に登れる。

6.地形図1572m箇所から先の山頂部が北西方向のながらかなピークは、山頂を通らずに北側を巻きます。

7.その先、房小山迄は問題ありません。素晴らしい稜線を満喫してください。1725mのピークを越え(写真3)、更に房小山の山頂部の手前のピークを越えて房小山の山頂に至ります(写真4、写真5)。

1725

写真3.房小山手前1725mピーク手前付近の稜線。ここから黒法師岳までは笹原と展望の素晴らしい尾根筋。

Photo_2

写真4.房小山手前山頂部より北部の展望。黒沢山から光岳。光岳の左には雪の大沢岳が見える。

Photo_3

写真5.房小山山頂部の小さな池。向こうには蕎麦粒山と長大な千石平。右奥は高塚山。

8.房小山から先は尾根が幅広くなり(写真6)、ルートに注意してください。特に1860m地点から先はコンパスで方向を確認しながら進む以外に方法はありません(写真7)。沢山ある踏み跡はケモノ道です。但し北行の場合は1800mの手前のピークを越えた後は余り神経質にならずに登り続けて下さい。南行の場合は地図とコンパスを良く見て確認してください。

Photo_4

写真6.房小山先からバラ谷山、黒法師岳への稜線。熊の皮剥がある。

1860

写真7.1870m付近の幅広い尾根。殆ど頼りどころは無い。上に向かって登る。

9.バラ谷山の山頂部手前には本邦最南端2000mの標識があります。

10.バラ谷山(呼称として「バラ谷の頭」があります。どちらが地元の皆様に普及しているのか、今後調査します)山頂の北面に大展望が待っています(写真8)。此処から見る黒法師岳から、丸盆岳、不動岳さらに続く南アルプス深南部の山々の眺望は、筆舌に尽くしがたいです。

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写真8.バラ谷山から南アルプス深南部の山々。南アルプス深南部の最も優れた眺望点と思われる。手前の右から黒法師岳、丸盆山、不動岳。遠くは黒法師岳と丸盆山の間に大根沢山。丸盆Y間と不動岳の間に上河内岳。不動岳の左は光岳。

11.バラ谷山から非常に急な笹原をコルに下ります(写真9)。東側に少し下りれば水が得られます。黒法師岳へは緩やかな尾根を登りますが(写真10)、最後が再び笹原の急登になります。5月上旬ですと残雪があり、笹と相まって滑りやすく、非常に難儀します。

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写真9.黒法師岳への緩やかな登りからバラ谷山を見返す。水場はバラ谷山から下った最初のコルにある。バラ谷山からの下りは急坂で注意。この付近に幕営可能であるが、写真手前は幕営跡と言うよりは、鹿か何か動物の生活痕跡と思われる。

Photo_7

写真10.黒法師岳への登りから黒法師岳。写真では残雪は見えないが、腐った残雪と笹に非常に苦労した。

12.黒法師岳山頂部西側はガレになっており、遠く恵那山が望めます。丸盆岳側へ下ると、上河内岳方向を垣間見る事が出来ます(写真11)。

Photo_8

写真11.黒法師岳より北部の展望。手前右が丸盆山と左鎌崩の頭。奥が不動岳。丸盆山左上の白峰が聖岳。右は上河内岳。

13.黒法師岳から前黒法師岳方向の下りは、山頂部にあるリボンを見つけて、南東方向へ真っ直ぐ下ります。踏み跡はありません。黒法師岳山頂部は円錐型でハッキリした稜線がありませんので、注意してください。下っていって次第に稜線がハッキリしてくれば、正解です。

14.下りきって稜線部に入る所から西へ下ると水場があるとの事です。未確認です。

15.明瞭な尾根を登り、笹薮を越え、二ツ山山頂に至ります。

16.ここで左折しヘリポートに向かいますが、幅広い尾根ですので注意してください。ここも踏み跡はありませんので、どちらかと言うと稜線がややハッキリした南端側を歩くと良いでしょう。

17.ヘリポート周辺はブナ、ダケカンバが美しく雰囲気のある場所です。南側、北側両方の展望が得られます。山と高原地図では水場は無いと紹介していますが、ヘリポートから西南へ林道を行くと水場があります。

18.小さなピークを乗り越えてコルに出て、前黒法師岳への登りとなります。前黒法師岳山頂直前は潅木の藪漕になります。山頂まで登りですのでルートファィンディングの問題はありませんが、下りの場合二箇所肩の部分で迷いやすい所がありますので、注意してください。

19.前黒法師岳から寸又峡へ下ると、林道横断箇所で春が駆け上がる朝日岳に感激しました(写真12)。

Photo_9

写真12.黒法師岳登山道途中林道より、春の駆け上がる朝日岳。

コースタイム(約20Kg負荷、休憩時間含む):

五樽のコル → 千石沢のコル 2時間5分

千石沢のコル → 鋸山先崩壊地  1時間5分

鋸山先崩壊地 → 房小山      2時間5分

房小山 → バラ谷山     1時間40分  山頂部に残雪

バラ谷山 → 黒法師岳    1時間55分  取水、黒法師岳山頂部100m残雪

以上です  

2016年6月 6日 (月)

大無間山からの展望 2016年6月4日

大無間山は展望の効かない樹林帯の山ですが、山頂直前に1箇所だけビューポイントがあります。ここからの眺めは南アルプス南部でもトップクラスだと思います。特に深南部が好きな方には絶好の場所でしょう。
3枚目の写真は遠景がハレーション起こして写っていませんが、間ノ岳、農鳥岳そして鳳凰山も見えます。
 
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以上

2016年6月 5日 (日)

お立ち台~日向山~三方窪ルート記録 2016年6月3日現在

第2版 2016年6月3日 

同ルートを調査しました。登山道に全く変化はありません。

なお今回主稜線に至る手前のトラバースを意識し過ぎて、明瞭な踏み跡に従って早めにトラバースをしてしまいました。これは不正解で、最終的に主稜線へ強引な直登が必要になります。安全には主稜線のすぐ直前で斜めに主稜線に出てください。

第1版 2013年5月18日

2013年5月現在大無間山に寸又峡から入山する一般ルートはありません。大無間山の素晴らしさを今後も味わい続けたいと思い、ルートの調査をしました。今回はお立ち台からコナラホツへの尾根を登り、主稜線の達した後左折し、標高1838mの日向山を通り三方窪迄です。なおこのルートはルートファィンディング能力のある熟達者向きで、また水場もなく一般ルートではありません。初心者の入山は控えてください。その意味でルート記録です。

三方窪から先大無間山迄は、逆コースになりますが以下を参照してください。

大無間山~鹿の土俵場ルート案内 2014年6月15日現在

1.コナラホツへの登山口はお立ち台のトイレ前で、階段があり明瞭です。短い取り付きを登ると登山道が右に折れる地点に石仏があります。

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お立ち台の主稜線への登山口      登山口の直ぐ上におわします石仏

2.良く手入れされた植林帯を登ります。踏み跡は明瞭です。殆どは見通しの効く植林帯ですが、一部岩の多い藪の箇所があります。1367.1m(上日向)の三角点は確認しておきましょう。

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植林帯。登山道右側は防鹿網で覆われた木々      1367.1mの三角点

3.三角点から上部は尾根筋が明瞭になってきます。一箇所大岩があります。

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尾根上の大岩

4.地形図の1620mのピーク部は平です。この箇所をシッカリと覚えておいてください。降りの時は位置を確認して北西尾根へ降らない様に注意が必要です。降りの場合視界が効けば、不動岳が右に見えて正解です。

1620m

1620m山頂部

5.次のピークをコナラホツと呼ぶそうです。山頂手前から藪が煩くなりますので右手へトラバースします。コナラホツの山頂の様子は1620mピークに似ています。両者を完全に区別してください。と言いますのも、コナラホツから南南西に降る尾根があり、1620mからの下降路と間違えやすいからです。

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コナラホツ手前の藪         コナラホツ山頂部

6.鞍部に降り稜線に向かって最後の登りに掛かります。倒木帯は基本的に南側へ逃げます。

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倒木帯                   山頂への階段状の登りの1回目の急登

7.山頂に向かって階段状の勾配の尾根筋を更に登って行きます。

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1回目の段にあるM大学の標識が打ち付けられた木    主稜線直前の最後の登り

8.最後主稜線へはそのまま尾根筋を行っても良いですし、稜線が見えた段階で左にトラバースしても良いでしょう。主稜線合流点は尾根筋が狭いですが、直ぐに広い尾根になります。その先1838m地点を日向山と呼ぶそうです。標識はありません。

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広くなった稜線

9.約15分で造林小屋のある開放的な広場に出ます。ここからは大無間山を見ることができます。

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造林小屋                 造林小屋のある広場から大無間山

10.明瞭な稜線を行きます。但し踏み跡はあったり消えたりします。登りきると大樽沢、大樺沢への下降点の山頂部に着きます。ここは沢山のテープが巻かれています。

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大樽沢下降点

11.鹿の土俵場は非常に広い山頂部です。コッパ沢の頭を目指すには東に広い尾根筋を行きますが、ガレ場と旧縦走路は西へ100m程行く必要があります。

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鹿の土俵場                  鹿の土俵場に面したガレ場から見る池口岳方向

12.コッパ沢ノ頭の三角点はすぐに発見できます。その先山頂部は非常に複雑です。私はほぼ地形図ルート通り、一度鞍部に降り南の稜線に登り返し少し歩き更に北の稜線を行きましたが、三方窪手前の地図上のピーク部から三方窪迄は物凄い藪漕ぎになります。正解は以下で記しますが、コッパ沢の頭から降った鞍部で北へトラバースしながら降り、旧縦走路を探す方法です。

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コッパ沢の頭三角点            三方窪手前のピークに向かって藪が濃くなる

13.三方窪の標識は地形図の鞍部よりも北へ100m程度の所にあります。地形図通り降った場合は、北上して標識のある立ち枯れを探してください。

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三方窪の標識のある立ち枯れ

14.三方窪からの帰路はさすがに登りの藪漕ぎをする気は失せるので、山頂部の北側の笹原をトラバースしながら行きます。次第に踏み跡が明瞭になり、旧縦走路を発見できると思います。

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次第に縦走路が明瞭になる

15.木の密度が薄くなると沢山の踏み跡が見えますが、あまり気にせず高度を維持してトラバースしてください。一度大きな尾根筋を回り込むと前方左上が明るくなります。そこがコッパ沢の頭三角点東方の鞍部です。それを目指して斜めに登って行きます。鞍部から右に上へ上へと行けば、コッパ沢ノ頭の三角点です。

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コッパ沢の頭山頂部の鞍部を目指して斜めに登る

コースタイム(休憩、食事、調査時間等含む)

9:55 お立ち台 → 11:00 1367.1m三角点 → 11:45 1620mピーク → 12:00 コナラホツ → 

12:35 主稜線 → 12:50/13:00 造林小屋 → 13:40 鹿の土俵場 → 13:55 コッパ沢の頭

 → 14:30/14:35 三方窪 → 15:00 コッパ沢の頭 → 15:40 造林小屋

4:25 造林小屋 → 4:52 下降点 → 5:15 コナラホツ → 1620mピークで下降路間違える →

6:10 1367.1m三角点 → 6:32 お立ち台   

以上です。

 

千頭ダム~お立ち台ルート案内 2016年6月2日現在

第3版 2016年6月2日現在

登山道に変化はありません。

右岸林道で安全に取水できる最終ポイントはゲートから約4.8K地点にあります。これを越えると、連続するトンネルの中間点で洞門の屋根から流れ落ちる水を採取するか、あるいはお立ち台のトイレの手洗い用天水利用になります。なおお立ち台の天水は何度か調査しましたが、かなり綺麗ですので煮沸すれば利用可能です。

第2版 2015年12月13日現在

千頭ダム~お立ち台間を調査しました。登山道に大きな変化はありません。

但し、秋に調査したためか落ち葉が多く、足元に注意が必要です。

また下記1にあります様に、社の手前でのジグザグは明瞭に右方向に行く踏み跡と、トラロープがありますので誘われない様にしてください。

第1版 2013年5月18日現在

千頭ダムからお立ち台に至るルートを解説します。なお寸又峡温泉から千頭ダムへは全面舗装の寸又川右岸林道を行きます。途中にあるトンネルは長く、またカーブしているトンネルもあり、ヘッドランプが必携です。なお本記事の写真枚数が多いですが、時間的には登り1時間少々です。

1.千頭ダム左岸から登り始めます。脆い岩場のジグザグで社の前に出ます。ここで安全登山の祈願をして更に行くと、真っ直ぐに導くトラロープがありますがそれはルートではなくて、左に折り返してください。

Photo     Photo_2    Photo_3

千頭ダム左岸の登山口     直ぐにある社         ジグザグの登りの左折注意箇所

2.ダムから右に左に長いトラバース道が続きます。登りでは問題ありませんが、降りでは滑落に注意してください。約15分で天地第一吊橋の分岐になります。

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長く続くトラバース道     天地第一吊橋への分岐

3.平坦な登山道になれば一安心です。但しここは左の斜面へ導くペイントがありますが、お立ち台へのルートではありません。廃屋の前を通り更に平坦部を行き、再び緩い登りになるとロープで固定された桟道になります。その先直ぐで日向林道です。

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水平道のペイント          廃屋               桟道

4.日向林道の千頭ダムへの下降点、またお立ち台への登り口は明瞭です。

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千頭ダムへの下降点         お立ち台への登り口

5.この先は階段を、また良く整備された急斜面を登って行きます。石垣になったらお立ち台は直ぐです。2箇所目の石垣の直ぐ上がお立ち台です。

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日向林道からの階段の登り     急斜面のジグザグ           お立ち台手前の石垣

6.お立ち台は広くなっていて、トイレもあります。

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千頭ダムへの下降点        お立ち台にあるトイレ

7.お立ち台の展望は、その名の通り素晴らしいの一言に尽きます。深南部の山々は幾ら見ても見飽きません。

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前黒法師岳  左から黒法師岳、丸盆岳、鎌崩の頭、不動岳  中ノ尾根山、合地山、手前に諸沢山、

                                         右奥に信濃俣

なお他記事にあります様に、左岸林道はお立ち台の奥は、手前ともに崩壊が激しく通行不能です。

以上

小無間山北東尾根ルート記録 2016年6月4日現在

第2版 2016年6月4日現在

今回は降りで調査しました。当然登りより難しいです。

ポイントを述べます。

1.小無間山からの下降し出しは、沢山の踏み跡がありますので、尾根筋を探すのに注力してください。

2.尾根が明瞭になるのと同時に、小石混じりで非常に滑りやすくなり、注意が必要です。

3.1980メートル地点から北東尾根への下りは台形の尾根筋の末端まで行って、そこから真東に下降してください。所々踏み跡はありますが、消えてしまいますので、方角堅持が鉄則です。

登りの場合も同様です。台形の尾根下端手前でトラバースせず、直登してください。

4.1452mの尾根の分岐点で、東に降りず、ほぼ真北の尾根を探して降ってください。

5.尾根から明神沢への下降点は、森が明るくなった所で、東側にトラロープがありますので、分かるでしょう。

6.ここから1170mの鉄塔迄は苔の付いたゴーロ帯の下降に楽な左端を降ります。細いリボンが沢山付けられていました。

7.第二畑薙ダムの見える鉄塔下の構造物から明神沢迄は非常に急で、道幅が狭く、また滑りやすいので細心の注意が必要です。ただ前回は無かったロープが設置されていましたので、幾分助かります。

今回単独行の登山者に遇いました。北東尾根も登る人が出始めたのでしょうか。

第1版 2014年6月14日現在

 小無間山への鋸歯ルートは、P1~小無間山間のコルで崩壊が進んでおり、現在通行不能です。自然の力には逆らえませんので、安全なルートを求めて、小無間山の北東尾根の調査をしました。なお本ルートは過去登山道として利用されていたとのことです。但し、本ルートは一般道として使用するには、かなりの整備が必要と思われます。その意味で本記事は記録に留めます。

 尾根はオオイタヤメイゲツやブナの混じる素晴らしい尾根です、特筆すべき危険個所はありませんが、全ルート踏み跡、リボン等のマークは殆どありません。取付き点から主尾根迄は崩れやすい急登です。また小無間山の肩1980mの水平部分への登りは、岩・苔・雑木の藪漕ぎになります(もしかしたら良いルートがあるかも知れません)ので、注意が必要です。
 本ルートは登りでは迷う可能性は低いですが、降りでは1980地点から北東尾根への下降点、主尾根は末端まで降っても崖で道路に降りれませんので、左折する明神沢への下降点(ロープが尾根右側にある)を慎重に探す必要があります。


1.取付き点
取付き点は尾根末端ではなく、明神沢の橋の右岸側です。コンクリートに打たれた梯子を登ります。取付き点では水も採れます。
Img_71031
取付き点は此処と知っていれば、迷うことはない。

2.主尾根への道
主尾根へは基本的に崩壊地の縁にある送電鉄塔への巡視道を登ります。下端は崩れやすいので注意してください。慎重に踏み跡、階段の杭を探せば迷うことは無いでしょう。
Img_71181
落ち葉に埋もれた階段

3.1本目の送電鉄塔
 鉄塔の下部では、畑薙第2ダムが望めます。数少ない展望箇所です。鉄塔下から右へ20メートル程行き、やや窪地を登って行って埋もれた階段を探して2本目の鉄塔を目指してください。
Img_71331
畑薙第2ダム

4. 2本目の送電鉄塔
2本目鉄塔手前から右方向にペンキマークがあります。それが最適なルートかは不明ですが、ゴーロ帯の脇を腕力(脚力)に任せて、主尾根を目指します。 2本目鉄塔から3本目鉄塔の送電線下は伐採されて明るい露地になっていますが、快適に歩けるかは不明です。
Img_71521
苔は剥がれて滑るので、避けた方が良いでしょう。

5.3本目の送電鉄塔
そのまま登ると3本目の鉄塔の上部に出ます。そこから少し降ると露地があり青薙山以南の白峰南嶺の展望が開けます。また送電鉄塔迄行くと、茶臼岳方向の展望が得られます。たぶん此処は茶臼岳の最高のビューポイントと思われます(写真は山頂部は雲に隠れています)。
下山の場合は、右側にロープが張ってある標高1,300mの箇所から、左に2本目の鉄塔を目指して降ります。
Img_71641
畑薙第一ダムの向こうに、仁田岳、茶臼岳、上河内岳が見えます(見えるはずです)。

6.尾根の登り
尾根は踏み跡は殆どありませんが、藪漕ぎもなく快適に登れます。オオイタヤメイゲツやブナの混じる美しい尾根です。部分的に幅が狭くなりますが、危険はありません。
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快適な尾根登り。

7.コル付近からの鋸歯
今回大無間山の山頂部で2人の登山者に遇いました。二人とも鋸歯を通過したとのことです。筆者は崩壊後未だ通過していませんので、安全性に関してはコメントを控えます。
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そのうちP1自体が崩壊して無くなるのではないかと思ってしまう。

8.1980mへの登り
コケで覆われた石と、雑木が藪状態になっていて非常に歩きにくい。
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ルートは全く不明瞭なので、腕力で登るしかない(と思われる)。

9.山頂部
山頂部は鋸歯ルートと同様、イワカガミの密生する非常に美しいルート。
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今年は外れ年か、あるいは鹿の食害の影響か、花が小さかった。

10.小無間山山頂
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参考コースタイム(休憩、調査時間含む)

8:15 登山口(850m) → 9:05 1本目鉄塔 → 9:27 2本目鉄塔分岐 → 9:47 主尾根合流点 → 3本目鉄塔調査 →  10:02 主尾根合流点 → 10:25 1452m地点 → 11:54 1805mピーク → 12:13 コル → 12:41 崩壊地縁 → 13:11 1980mの肩 → 13:48 小無間山(2150m)


なおピストンの場合は、取付き点に駐車できます。千頭駅からのタクシー代は片道13,000円掛かります。

 
以上

大無間山~鹿の土俵場ルート案内 2016年6月3日現在

第2版 2016年6月3日現在

今回は登りで調査しました。特に大きな変化はありませんが、鹿の土俵場~三方窪間は相変わらず難しいです。前回は三方窪から水平を維持してトラバースしてコッパ沢の頭手前のコルからコッパ沢の頭に登りました。これは比較的易しいです。

今外逆にコッパ沢の頭のコルから降り、シダの密生する小さな窪地迄下降、それからトラバースに入りましたが、三方窪手前の大きな尾根筋の回り込みが不安でどうしても行けず、右上のわずかなコルを越えて三方窪に降るルートを採りました。最後背丈の高い笹薮漕ぎになってしまったので完全正解ではありません。

立ち枯れの大木のある三方窪から三方嶺への登りは真っ直ぐ登って尾根筋に出て、以降尾根筋を忠実に登って行く事に注力していください。不安になった場合は左方向気味に尾根筋に行けば問題ありませんが、以降の登りは絶対に尾根筋を外さない様に注意してください。なおこの登りの踏み跡は完全に消えています。

なお私はこのルートを何度も歩いていますが、今回三方嶺で初めて登山者に遇いました。田代~大無間~大根沢山~光~畑薙と歩くそうです。最近はこの山域に登山者が増えたのでしょうか。

第1版 2014年6月15日現在

2014年6月現在、大無間山山頂に至る一般ルートはありません。寸又峡温泉側から大無間山へは「山と高原地図」の一般ルートでお立ち台まで行き、そこからそのまま尾根筋を登って主稜線に出て左折し八方窪迄ヴァリエーションルートを行き、最後は地図の破線ルートで大無間山山頂に至ります。

本ルートの三方窪迄は以下の記事を参照してください。

千頭ダム~お立ち台ルート案内 2013年5月18日現在

お立ち台~日向山~三方窪ルート記録 2013年5月18日現在

今回、大無間山~三方窪を調査しました。ルートに特に大きな変更はありません。
なおこの区間は過去別記事で紹介していましたが、寸又川左岸林道の崩壊により山頂迄のルートを変更せざるを得ず、上記2記事と繋ぐために本記事を新たに起こしました。なおタイトルの表記順序にもあります様に、本解説は下山方向(寸又峡温泉行き)です。

1.大無間山山頂部の三方窪への分岐は小無間山方向に戻った所にあります。
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戻る事さえ注意すれば問題はない

2.三隅池手前のコル迄は不明瞭な所がありますので注意してください。コルから大無間山へ向かう場合は右側の急勾配な稜線の筋から余り離れない様にしてください。
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コル付近にはバイケイソが自生しています

3.三隅池は湿地化していて飲用には不適です。ルートは両側にありますが、南側の尾根筋が楽です。
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4.コル付近では朝日岳方向の展望が得られます。その先は広い尾根ですが、上に向かて登って行けば三方嶺に着きます。
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朝日岳と縦走路

5.三方嶺からは光岳を含む深南部の展望が得られます。
Img_74801     Img_74821
右から大根沢山、光岳、池口岳     右から黒沢山、不動岳、鎌崩の頭、丸盆岳、黒法師岳

6.三方嶺周辺は笹原が非常に美しいです。
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笹原と風イラズ

7.聖岳も見えます。
Img_75071

8.三方窪への下降点迄は気持ちの良い尾根です。左の笹原斜面に引き込まれない様にして、出来るだけ稜線部を行きます。逆に登りの場合どうしても楽な笹原に入って行きがちですが、苦しさに耐えて稜線部を登ってください。結果的にはその方が楽です。以降水平になってから主尾根を忠実に歩き、尾根分岐点は右へ右へと行きます。

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この辺りは深南部の雰囲気の典型でしょう

9.三方窪への最後の降りは非常に難しいです。地形図のルートとは異なり西北西の尾根を高度差約100m程降って、左側のコル方向への踏み跡を探します。踏み跡が見つからない場合でも高度差100m降った辺りで適当に左に降りて、三方窪の標識のある立ち枯れの大木を探します。
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北西尾根は倒木もあって不明瞭だが、忠実の尾根筋を降る

11.立ち枯れの大木は地形図上のコルから北に100m位の所にあります。大無間山へ向かう場合は大木から斜面をやや左方向に登って行き、尾根筋に出た後は忠実に尾根筋を登って行きます。
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三方嶺側から三方窪の立ち枯れ大木を見下ろす

12.三方窪から寸又峡へは立ち枯れの大木に真西にあるもう一本の立ち枯れの大木へ向かいそのまま高度を維持して直進します。
Img_75491
この2本の立ち枯れの大木が三方窪のランドマークです

13.真っ直ぐ進めば窪地になり、更に進むと踏み跡が明瞭になります。
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笹原の窪地                明瞭になった踏み跡

14.大きく回り込む尾根筋は倒木の山側を通り、更に高度を維持して進みます。尾根筋の先は踏み跡が見つからないかも知れませんが、余り心配せずに頑固に高度を維持して進んでください。
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倒木

15.左上に稜線が確認できればもう安心です。シダの密生する小さな窪地を通り、左上のコルを目指します。
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左上に稜線が見える          シダの美しい窪地を左上に登って行く

16.笹原になりコルの手前から右に尾根筋を探してコッパ沢の頭を目指します。笹原には踏み跡はありませんので、ここも早く稜線部行きつくのが楽です。コルから大無間山へ向かう場合は、笹原をトラバースしながら降って、シダの美しい窪地を探します。
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笹原を右に尾根筋を探します     大無間山に向かう場合のコル付近から窪地への降り

17.コッパ沢の頭は明瞭です。但し平坦な山頂部ですので、鹿の土俵場に向かう時は、磁石で真西方向を確認して進んでください。
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コッパ沢の頭

18.鹿の土俵場は非常に広い気持ちの良い笹原です。北西へ歩くとガレの縁になって展望が開けます。ここも非常に広い笹原なので、ガレの縁から寸又峡のルートに戻る際は、磁石で尾根筋を確認してください。なお寸又峡へのルートは「山と高原地図」では山腹のトラバース道を示していますが、そのルートを使っても大樽沢、樺沢両ルートとも通行不能な左岸林道に降りてしまいます。鹿の土俵場からは尾根筋を歩いて、大樽沢・樺沢への下降点を過ぎ、稜線を堅持して造林小屋を通り、日向山を超えて、お立ち台への尾根を降ります。ここから先は、冒頭に示してあります、別記事を参照してください。
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鹿の土俵場、快適な幕営ポイントが数か所ある 

参考タイム(休憩、調査時間含む)

4:45 大無間山 →  5:27 三隅池 → 6:10 三方嶺 → 7:20 三方窪 → 8:02 コッパ沢の頭 → 8:43 大樽沢下降点 → 9:20 お立ち台下降点

なお本ルートは非常に難しいルートです。筆者は何度も歩いていますので上記コースタイムですが、初めて入山される方は迷う事を念頭に、2割以上の余裕をもった計画を立ててください。

以上

2016年6月 1日 (水)

「南アルプスライチョウサポータ養成講座」 2016年6月1日現在

本記事、開催日が過ぎましたので過去の情報に移します。 2016年7月5日

南アルプス世界自然遺産登録推進協議会主催の「南アルプスライチョウサポータ養成講座」が開催されます。なお首都圏でも開催されます。

以下概要です:

山梨会場
平成28年6月12日(日)午後1時より
南アルプス市地域防災交流センター(山梨県南アルプス市十五所1014)

静岡会場
平成28年6月25日(土)午後1時20分より
静岡市女性会館アイセル21(静岡県静岡市葵区東草深町3-18)

首都圏会場
平成28年6月26日(日)午後1時50分より
NOF新宿南口ビル4階(東京都渋谷区代々木2-4-9)

※長野会場の開催は、現在調整中
※参加費無料、各会場定員40名。多数抽選。

http://www.minamialps-wh.jp/his_raicho_supporter.html

以上

安倍奥にガソリンスタンドなし 2016年6月1日現在

拙著・山と高原地図「塩見・赤石・聖岳」の安倍奥の地図で、県道28号線「関の沢入口」と「本村」間にガソリンスタンドがある様に記載されていますが、このガソリンスタンドは現在営業しておりませんので、ご注意ください。

なお新東名「新静岡インターチェンジ」以北の安倍街道に数店のガソリンスタンドがありますが、いずれも小規模です。筆者は週末の営業に関して情報を持っていませんが、安倍奥に車で行かれる方は、市内で給油を済まされることをお勧めします。

本件、拙著の読者様より情報を頂きました。どうもありがとうございました。

以上

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